MSYが展開しているゲーミングカルチャーブランドの「GRAPHT(グラフト)」。2025年はモニターやコントローラー、アケコンといったゲーミングデバイスを精力的に展開しており、9月25日より開幕した日本最大級のゲームの祭典「東京ゲームショウ2025」でも大きなブースを構えている。

 ブース内では、すでに発売されている製品だけでなく、今後発売予定の製品、さらには現在開発中の製品まで展示されており、実際に触って試遊することもできる。そこで本稿では「GRAPHT」ブースの様子、展示されている新製品、キャンペーン情報までまとめて紹介していく。

ウルトラワイド登場! GRAPHTのゲーミングモニター新製品をチェック

 まずはブースに展示されているゲーミングモニターの新製品を紹介していこう。現在GRAPHTでは、量子ドット有機EL(QD-OLED)や量子ドットミニLED(QD-MiniLED)といった高性能パネルを採用したゲーミングモニターをラインナップしている。

 特に7月に発売されたばかりのQD-MiniLEDゲーミングモニター「GR2532DML-BK」は、明るさを維持しつつ残像を低減させる新機能「MPCS」を搭載し、ゲーマーの間でも大きな話題となった。

7月に発売された「GR2532DML-BK」。もちろんブース内で体験可能だ

 そしてTGSに合わせて、現在ラインナップされている製品の一部をリニューアル。WQHD/240HzのQD-OLEDゲーミングモニター「GR2724OEL-BK」は、リフレッシュレートが280Hzに向上した「GR2728OEL-BK」へ置き換えられる。

 また、WQHD/240HzのQD-MiniLEDゲーミングモニター「GR2724ML-BK」もリフレッシュレートが320Hzに向上した「GR2732ML-BK」へと刷新される。これらはパネル供給の関係による変更とのことで、価格は従来モデルから据え置かれる予定だ。

WQHD/280HzのQD-OLEDゲーミングモニター「GR2728OEL-BK」。10月31日発売予定で、価格は59,980円WQHD/240HzのQD-Mini LEDゲーミングモニター「GR2732ML-BK」。2026年上旬発売予定で、価格は84,980円これらの製品は並べて展示されており、色や明るさの違いを体験できる

 そして最大の目玉は、GRAPHT初のスーパーウルトラワイドモニター「GR4924OEL-BK」だ。“スーパーウルトラワイド”の名の通り、アスペクト比は32:9となっていて、通常のモニター(アスペクト比16:9)を横に2枚繋げたようなイメージだ。

 パネルはQD-OLED、解像度は5,120×1,440ドット、リフレッシュレートは240Hzとゲーミングモニターとしても申し分ない性能を備えている。また、価格は189,980円で同スペックのゲーミングモニターよりも抑えられている。

GRAPHTからまさかのスーパーウルトラワイドモニター「GR4924OEL-BK」が登場。11月28日発売予定で、価格は189,980円本体中央下部にジョイスティックが搭載されている

 また、ゲーミングモニターを購入するユーザーの中には、付属のモニタースタンドを使わず、使用中のモニターアームにそのまま装着するという方もいるだろう。そしてモニタースタンドが一度も使われないまま、最終的に置き場所や処分に困ったという方も多いはずだ。

 そこでGRAPHTは、新たにスタンドレスモデルを用意。モニタースタンドが付属しない分、価格が抑えられており、モニターアームユーザーには嬉しいニュースとなっている。まずは「GR2532DML-BK」からラインナップ予定で、徐々に他のモデルにも広げていくとのことだ。

 さらにGRAPHTでは、モニターアーム「Aero M9C」と「Aero M9TQ」も新たに用意。高強度のスプリングを採用しており、「Aero M9TQ」にはモニターを90度以上回転させた際、モニターを取り外すツマミに触ってしまっても、モニターが落下しない安全ロック機構が搭載されている。

ゲーミングモニターのスタンドレスモデルと同時に、モニターアーム「Aero M9」シリーズも用意する「Aero M9C」はトーションスプリングを採用したモニターアーム。10月31日発売予定で、価格は9,980円となっている「Aero M9TQ」は安全ロック機構を搭載。10月31日発売予定で、価格は14,980円だコスパ最強クラスのコントローラー「Omni Plus」登場! ホールセンサー×メカニカルスイッチ搭載

 次はコントローラーを紹介。GRAPHTは4月にエントリークラスのコントローラー「Omni」を発売したばかりだが、今回新たに「Omni Plus」が登場する。こちらは「Omni」に背面ボタンや十字キーの交換といったクイックカスタム機能を搭載した上位モデルだ。

 ジョイスティックにはドリフト現象が発生しにくいホールエフェクトセンサーを採用しているほか、左右のトリガーにもホールエフェクトセンサーを採用。さらにABXYボタンは、“カチカチ”とした押し心地が特徴のメカニカルスイッチを搭載するなど、高耐久なセンサーとボタンを多用している。

 そのほかにも十字キーを丸型に変更できるほか、フロントパネルも取り外し可能で、将来的に様々なパネルの展開を検討しているという。また、別売りとなるが、コントローラーの充電とドングルの延長ケーブルを兼ねる「充電ドック(1,980円)」も販売される。

 かなり多機能なコントローラーのため「でも、お高いんでしょう?」と言いたいところだが、価格はなんと6,980円。それだけでなく、初回1,000台限定で「充電ドック」も付属する。コスパ最強クラスのコントローラーと言って差し支えないだろう。

多機能であるにも関わらず、価格はなんと6,980円。さらに初回1,000台は別売りの充電ドックも付属する。コスパ最強クラスのコントローラーだクリエイター向け新製品や「Razer×ゼンゼロ」コラボモデルも展示中!

 ここまでに紹介した以外にも様々な新製品が登場。クリエーター向けには、2種類のノートブックスタンド「Device Centric Portable」と「Device Centric Folio」がラインナップされる。どちらもUSBハブ機能や映像出力端子、有線LAN端子を備えており、ノートPCをより快適に使うことができる。

【Device Centric Portable】

持ち運びを想定したノートブックスタンド「Device Centric Portable」。10月下旬発売予定で、価格は12,980円USB Type-A端子や映像出力端子(HDMI)、有線LAN端子などを搭載する折りたたみ可能でとてもコンパクトだ

【Device Centric Folio】

据え置きを想定したノートブックスタンド「Device Centric Folio」こちらも10月下旬発売予定で、価格は17,980円支柱部分に各種端子を搭載している支柱は回転するため非常に便利だ

 また、ストリーマー向けマイク「Compact-Mic XLR Streamer Edition」が2026年上旬に発売決定。非常にコンパクトなXLRマイクで、超指向性のためキーボードのタイピング音などを拾わず、ユーザーの声だけを届けることができる。会場では、発売されたばかりのマイクアーム「ロープロファイル Microphone Arm」と共に展示されていた。

非常にコンパクトなXLRマイク「Compact-Mic XLR Streamer Edition」が2026年上旬に発売決定ブラックとホワイトの2色展開となっている

 さらに、MSYが代理店を務めるRazerの製品も展示。都市ファンタジーアクションRPG「ゼンレスゾーンゼロ」とのコラボ製品がズラリと並んでいた。これらのアイテムは、GRAPHT OFFICIAL STOREにて予約受付が行なわれている。

 また、ブースを撮影してSNSに投稿すると、先着で星見雅のステッカーがもらえるため、TGSに訪れるプロキシたちは要チェックだ。

来場者全員もらえるプレゼントも!GRAPHTブースのキャンペーン情報を紹介

 GRAPHTは「東京ゲームショウ2025」に合わせて様々なキャンペーンを展開している。

 まずはブース来場者限定のキャンペーンとして、GRAPHTの会員登録を行ない、会場にてアンケートに答えると、全員に「GRAPHT Family ステッカー」がもらえる。さらに抽選で、コントローラー「GRAPHT Omni」が30名、GRAPHTストアで使用できる5,000円オフのクーポンが30名にプレゼントされる。

 また、TGSに来場できない方も応募できるキャンペーンとして、「GRAPHT CUP」に出場するストリーマーのサインが入った「GRAPHT TGS2025 限定ショッパー」を抽選でプレゼント。こちらは、ブース来場者のWチャンスキャンペーンにもなっているため要チェックだ。

GRAPHTの来場者限定キャンペーンとWチャンスキャンペーン

 また、様々なコラボキャンペーンも開催。ゲーム実況グループ「三人称」のドンピシャさんと「ストリートファイター6」、そしてGRAPHTのコラボグッズ発売を記念して、抽選で1名にサイン入りコラボTシャツが当たる。

 ゲーム実況エンタテインメントチーム「2BRO.」と「ストリートファイター6」とのコラボキャンペーンでは、GRAPHTの会員登録を行うと、先着でポストカードがプレゼントされる。なお、参加者全員にプレゼントされるアイテムは全て先着となっているため、気になったアイテムがある方は早めに「GRAPHT」ブースに訪れてみてほしい。

【ドンピシャさんとのコラボキャンペーン】

ドンピシャさんと「スト6」のガイル、GRAPHTのコラボによる描き下ろしアートグッズ発売を記念して、抽選で1名にドンピシャさんのサイン入りTシャツがもらえる

【「2BRO.」と「スト6」とのコラボキャンペーン】

「2BRO.」と「ストリートファイター6」コラボによる描き下ろしアートブースでは、GRAPHTの会員登録を行うと先着でポストカードがプレゼントされるこちらがプレゼントされるポストカード

 東京ゲームショウ2025の「GRAPHT」ブースはゲーミングモニターやコントローラー、アケコンといった新製品が目白押しで、ほぼ全ての製品を実際に触れて試すことができる。取材中も多くの人がブースに訪れ、新製品を触ってスタッフと意見交換を行なっていた。

 また、9月27日にはGRAPHTブースにて「ストリートファイター6」の大会「GRAPHT CUP 2025」が開催予定。こちらはGRAPHT公式YouTubeチャンネルでも配信予定で、TGSに訪れられない方も楽しめるので、キャンペーンと合わせてぜひ参加してみてほしい。

 さらに、GRAPHTは物販ブースにも出展しており「GRAPHT CUP」のグッズのほか、10月2日に発売を控える時代劇アクションアドベンチャーゲーム「Ghost of Yōtei(ゴースト・オブ・ヨウテイ)」のグッズも販売されている。

 「Ghost of Yōtei」のグッズには、ゲームの舞台となる羊蹄山麓地域の地元事業会社とコラボレーションして、北海道産無垢材を使用したウッドピンバッジやマグネットがラインナップされている。このほかにもタイトルロゴやキービジュアルを使用した「GRAPHT」ならではのアパレルも販売されているので、ぜひ物販ブースにも訪れてみてほしい。

物販ブースでは「Ghost of Yōtei」グッズも登場。GRAPHTならではのアイテムが揃っているので、こちらも要チェックだ

Write A Comment