
『Escape from Tarkov』Steamストアページついに公開/『ボダラン4』“賛否両論”スタートも主な理由はゲーム外の要素/『ゴースト・オブ・ヨウテイ』開発者が政治活動家の死を嘲笑し解雇【週刊スパラン9/12〜】
2025年9月12日(金)〜2025年9月18日(木)にGame*Sparkで公開された記事から特に読まれた記事トップ5をご紹介する週刊ゲムスパランキング、略して週刊スパランのお時間です。一週間のおさらいをしたい、忙しいから手早く知りたいという方にもおすすめです!
5位―『Escape from Tarkov』Steamストアページ公開
Battlestate Gamesは、PvPvE脱出シューター『Escape from Tarkov』のSteamストアページを公開しました。
本作は、PvPvE脱出シューター(エクストラクションシューター)の金字塔として知られる人気作。何年にもわたって公式サイトからのみ購入可能なベータ版として提供が続けられていましたが、11月15日に1.0正式版をリリース予定であり、Steamでも間もなく取り扱いを開始するとの告知が行われていました。
Steam版のリリース時期について、ストアページでは近日登場予定との記載されています。一方、公式Xの告知文では「ウィッシュリストに登録して1.0でお会いしましょう!」との記述を確認できるため、1.0正式版がリリースされる11月15日、あるいはそれ以降に発売予定の可能性が高いものと思われます。
4位―『ゴースト・オブ・ヨウテイ』開発者、政治活動家の死を嘲笑し波紋
『Ghost of Yōtei(ゴースト・オブ・ヨウテイ)』を開発中のSucker Punch Productionsに所属するシニア開発者が、先日射殺された保守派の政治活動家の死を嘲笑する投稿を行い、波紋が広がりました。
問題となっているのは、シニア・キャラクターアーティストのドリュー・ハリソン氏の投稿。彼女は自身のSNS(Bluesky)で、チャーリー・カーク氏の射殺事件を受け、「犯人の名前がマリオだといいな。そうすればルイージは兄が味方だとわかるからね」と投稿しました。
彼女は、自身の雇用主へ通報が相次いでいることを示唆するように「誰かの雇用主にメールするより、議員にメールして銃規制を要求すべきでは」と投稿。さらに、「反ファシズムのために10年間勤めた夢の仕事を失うことになっても、私は100倍強くなってやり直す」という趣旨の投稿も行っており、自身の行動を正当化する姿勢を見せています。
その後も過激な発言を繰り返していたハリソン氏について、Kotakuは投稿から1日足らずで解雇されたことを確認したと報道。ソニーの広報担当者は「ドリュー・ハリソンはすでにSucker Punch Productionsの従業員ではありません」と報告し、それ以上のコメントは差し控えたとのことです。
同氏は解雇後も自身の行動を正当化する姿勢を見せつつ、Sucker Punch Productionsが本当に素晴らしい会社であると言及。ゲーム業界に残された数少ない希望の光のひとつとして応援し続ける旨を述べています。
3位―スイッチ「バーチャルボーイ Nintendo Classic」は“発売作品ほぼ全部”収録
任天堂は、9月12日に放送した「Nintendo Direct」にて、伝説の立体視ゲームハードの復刻『バーチャルボーイ Nintendo Classics』を発表しました。
収録されるのは当時発売されたほぼ全てのバーチャルボーイ用ソフトですが、7本だけは現時点で含まれていません。その中には『とびだせ!ぱにボン』や『バーチャルプロ野球’95』、『スペーススカッシュ』、『バーチャルLAB』、『SDガンダム DIMENSION WAR』などがあり、さらに北米限定で登場した『Nester’s Funky Bowling』や『Waterworld』も外れています。
未収録の理由については、権利関係の複雑さ、開発元企業の倒産による権利元の不明確さ、あるいは海外専用タイトルであることなどが考えられるでしょう。
『バーチャルボーイ Nintendo Classics』は、2026年2月17日にNintendo Switch Online + 追加パック加入者向けに配信予定。プレイに必要な周辺機器は当時のハード再現モデルが9,980円、安価なペーパーモデルが2,980円で予約受付中です。
2位―『ボーダーランズ4』“ぶっ壊れ”ビルドのナーフ求める投稿に開発者が「何もかもに反射的に対応するつもりはない」
2025年9月12日に発売された『ボーダーランズ4』について、さっそく様々なビルド情報がSNS上などで共有されています。
その中でYouTuberのHaderaxeさんは、ボスを1発だけ撃ち、後は数秒間身を隠しているだけでとてつもない量のスリップダメージが入り、ボスを倒せてしまうというビルドの動画を公開しました。これはヴェックスの固有スキルに基づくビルドであり、他のクラスと差が開きすぎているのでナーフすべきだとの意見を投稿。また、別の動画ではターゲットダミーに同じことを行い、3分間放置するとスリップダメージが億や兆に到達するほどに膨れ上がることを示しました。
この投稿には、「明らかに意図していない挙動であり、ゲームの寿命を大幅に縮めてしまうものなので修正されるはず」とHaderaxeさんに賛同する意見や、「PvEゲームにナーフは必要ない」「まだ1週間も経っていないので他のクラスでも同じようなビルドが見つかる可能性がある」などナーフに反対する意見などが寄せられ、賛否が分かれる結果に。
さらに本作のクリエイティブディレクターを務めるGraeme Timmins氏もこの投稿に対し反応。「何もかもに反射的に対応するつもりはないので落ち着いてほしい」と投稿しました。また、これがクラッシュを引き起こすのであれば何らかの対応は必要になるものの、その前に大量の調査を行う必要があると発言。そもそも対応する必要があるか、どのように対応するかなどを慎重に検討していく姿勢であることを示しました。
1位―『ボーダーランズ4』“賛否両論”スタートも主な理由はゲーム内容ではない
2025年9月12日、Gearbox Softwareが開発し、2Kがパブリッシャーとなるルーターシューター『ボーダーランズ4』が発売されました。しかしながら発売時点のSteamにおけるユーザーレビュー4,700件超えのうち好評価は57%で、「賛否両論」となっていました。
最新作となる『ボーダーランズ4』は、PC版の最低動作環境がメモリ16GB・RTX 2070以上、推奨動作環境はメモリ32GB・RTX 3080以上とかなりのハイスペックを要求することが事前に告知されていました。
Steamユーザーレビューにおける低評価も「自分のPCのスペックではまともに動かない!」というものがほとんどで、「自分の環境では20〜30fpsしか出ない」「低スペックではクラッシュが多発する」「Unreal Engine 5の最適化ができていないのではないか」といった投稿が多く見られています。実際のゲームの内容が理由でユーザーレビューが「賛否両論」なのではなく、要求されるPCのスペックが理由の「賛否両論」であるようです。
今週最も読まれたのは、『ボーダーランズ4』についての記事に!現在のSteamユーザーレビューは好評価率63%に上昇。日本国内限定では73%が好評とした「やや好評」を記録しています。
