長らく噂されている『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』のリメイク版に関して、現代編のゲームプレイは一切含まれないとの新たな報道があった。これを受けて「アサシン クリード」のファンが失望の声を上げている。

フランスのメディアJeuxvideoによると、今のところ2026年に発売が予定されているリメイク版では、現代編がすべて排除されているという。

オリジナル版では、プレイヤーはときどきアニムスから離れてアブスターゴ社のオフィスを探索し、海賊エドワード・ケンウェイの人生がどのようにしてシリーズ全体における現代の物語とつながるのかを知る手がかりを得ていく。 

報道では、削除されたゲームプレイの時間を埋め合わせるために、ケンウェイの海賊時代の追加コンテンツを入れ込むと伝えられている(本編に含まれていなかった海賊仲間のメアリ・リードに関する追加ストーリーも含まれるという。これはうれしい内容だ)。

さらに、戦闘システムと装備システムが現代の「アサシン クリード」作品に近い感触へ見直されているそうだ。

「現代編を削除したって話、ウソであってほしい」と今回の報道について語るredditのスレッドにファンが投稿している。「現代編のストーリーとか古代のSF要素がかなったら、最近のアサクリはただのステルス要素のある『ウィッチャー3』のクローンになっちゃう」

「現代編のコンテンツを削除するのはやめるべき」とコメントしたファンもいる。「現代編は好きな部分だし、初期の作品からずっとあるものでしょ。『アサシン クリード ヴァルハラ』の終わり方から『シャドウズ』でも楽しみにしてたのに、『シャドウズ』では何もなかった。これは本当にガッカリした。現代編はこのシリーズの重要な要素だから、何らかの形でいつもあるべきだし、シリーズ全体にまたがるストーリーを描くべき」

「マジか、ユービーアイソフト! 現代編を削除するのはやめてくれ!!!」とほかのファンも反応。「このシリーズで最高なのは、シミュレーションの中にいることがはっきりわかるところでしょ!」

「ブラック フラッグ」の現代編は「アサシン クリード」シリーズ全体にまたがるストーリーに加わるだけでなく、ケンウェイの歴史的な探求の物語に密接に結びついているため、より広い背景が欠けることにどうやって対処するつもりなのかと疑問を呈するファンもいる。

「現代編を削除すると、賢者に関するストーリーのかなりの部分がなくなることにならない?」とファンが疑問の声を上げている。

「現代編の全体をつなげる要素なしでどうやってストーリーを構成するのかわからない」とコメントしたファンも。「(現代編の)ゲームのエンディングは、文字通りストーリー全体を締めくくるものなのに……」

もちろん、長きにわたって敵となっているジュノーを扱ったシリーズ過去作品の現代編のストーリーを再び掘り下げるには、現時点で少し説明し直す必要があるが、そのストーリーラインが最終的にスピンオフコミックで打ち切られて完結したことを考えると、ここでさらに詳しく描くいい機会だったかもしれない。

ユービーアイソフトはリメイク版『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』についてまだ正式発表を行っていないが、その存在は数年前の情報リークにより公然の秘密となっている。数カ月前には、ケンウェイの声を演じた声優がリメイク版を示唆するような発言をしていたほか、フィギュアメーカーのPureArtsも同様の発言をしていた。IGN USはユービーアイソフトに詳細情報を求めている。

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