『Vampire Survivors』開発者が「世に出したゲームは発売後もサポートすべき」とパブリッシャーの理想を語る

『Vampire Survivors』開発者が「世に出したゲームは発売後もサポートすべき」とパブリッシャーの理想を語る

『Vampire Survivors』で知られるponcleのLuca Galante氏は、パブリッシャーが果たすべき役割について「世に出したゲームにはファンがいるから発売後もサポートすべき」などと海外メディアGamesRadar+に語っています。

パブリッシングも行うponcle
Galante氏の個人開発から始まり、現在は25人以上が働いているというデベロッパーponcleは、2022年10月に正式リリースされた『Vampire Survivors』で知られます。

そんな同社は2024年9月にパブリッシング部門の立ち上げを発表。「伝統的なパブリッシャー」のようにIPを欲しがるのではなく、人々が自分たちのゲームを制作することができるようにしたいとの方針が示されていました。

同社パブリッシング部門poncle presentsとしては、Doonutsaur開発のターン制ローグライクブロック崩し『Kill the Brickman』や、Nao Games開発のキーボードをバンバン叩くアクション『Berserk or Die』がリリースされています。

パブリッシャーの理想
海外メディアGamesRadar+のパブリッシャーに関するインタビューに答えたGalante氏は、「気に入らないパブリッシャーはたくさんある」と語り始めたとのこと。「金儲けのためにプラットフォームを搾取しようとするパブリッシャーをたくさん見てきた」とも続け、そうした姿勢のパブリッシャーが「完成しない早期アクセスゲーム」や「リリースされたまま放置されるゲーム」を生んでいると非難しています。

そのため同氏は、パブリッシャーは「本物のゲームを作ること」が第一にすべきことだとしつつ、「全てが大ヒット作になるわけではない」ことを理解すべきともしています。それらを踏まえて同氏は「発売後のゲームのサポート継続が重要」と考えを明かし、「ゲームを世に送り出せば必ずファンがいて、その規模にかかわらず公平に扱われるべき」とも語ったということです。

一方で同氏はそうした考え方について「理想主義的かもしれない」とはしつつ「パブリッシャーを単なるビジネスではなく、ゲームを作り開発者とプレイヤーを満足させるという観点で見ている」との説明もしています。

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