VM800

 エレコムは8月26日、メディア向けに新製品発表会を開催し、ELECOM GAMING V customブランドより世界初のUWB通信採用True 8Kマウスと謳う「VM800」シリーズを発表した。本日より9月17日まで先行予約キャンペーンを実施しており、通常価格1万9,980円のところ3,000オフの1万6,980円で予約可能。本体カラーはブラックとホワイトの2色を展開する。

 VM800は最大8,000Hzのポーリングレートに対応した無線/有線両対応ゲーミングマウスだ。送信/受信ともに8,000Hzで通信を行なうTrue 8Kマウスとして世界で初めて、UWB(Ultra-Wideband)と呼ばれる超広帯域無線通信規格を採用したとしている。

 UWB対応により、使用する帯域は前世代までの2.4GHzから7.25~9.3GHz帯へと移動。これにより、従来機で多く用いられている2.4GHz帯での干渉を避けつつ、環境の影響を受けにくい安定した通信が可能になるという。一方で通信可能な距離は1.5mとやや短めだ。

True 8Kポーリング安定性向上を謳う

 ポーリングレートが8,000Hzに向上したことにより、クリック応答速度は従来モデル(ポーリングレート1,000Hz)の約2.5msから約0.45msへと5倍以上の高速化を果たしている。

 センサーにはPixArt社製のPAW3950を搭載。最大解像度は30,000DPI、最大速度は750IPS、最大加速度50Gに対応し、リフトオフディスタンス(LOD)やXY軸方向などの調整も可能だという。

 説明会で展示された実機の分解サンプルでは、本体およびドングルの通信用チップとしてSPARK Microsystems製「SR1020」の搭載が確認できた。またコントローラとしてはNXP製LPC55S28が搭載されている。メインのマウススイッチは特に謳われていないが、実機で確認したところRAESHAのロゴが入っており、光学式スイッチである可能性が高い。サイドボタンはKailh製のマイクロスイッチが使われていた。

会場での分解展示本体基板

 使用者の手に合わせて選べるよう、形状はVM800と「VM800L」の2種類をラインナップ、いずれもガスアシスト成形シェルによる中空構造で軽量化している。VM600からボタン配置やホイール形状の見直しにより各ボタンへのアクセス性を向上させ、かぶせ持ちとつかみ持ちに最適化したハーフエルゴ形状で高いフィット感を実現したとしている。

 ソールは高純度PTFEを採用。追加のソールを貼ることで滑り心地を調整できる。またエッジを丸める加熱プレス処理、ソールの中央がへこまないようにする貼り付け箇所の工夫などもこらした。

 本体サイズ/重量はVM800が66×122×41mm/59g、VM800Lが70×130×43mm/64g。バッテリ駆動時間は1,000Hz動作で最大100時間。

VM800およびVM800L

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