スープ工場お仕事シム『Consumption Line』無料配信―日に日に効率化する生産ライン、上がるノルマ、下がる給料
Rhombico Games(元Hermes Interactive)は、実験的なインディーゲーム『Consumption Line』をWindows/Linux向けに無料でリリースしました。現代社会の負の側面をテーマにしており、約30分の内容となっています。
『Automachef』開発元による実験的インディーゲーム
本作は完全に無料の実験的インディーゲームであるとされており、スープ工場で働いて5日間を過ごすという約30分の内容となっています。家を出て地下鉄に乗って出勤し、担当する生産ラインでスープを作るという仕事シミュレーター的なゲーム内容ですが、現代社会の負の側面をテーマにして効率至上主義の世界での意義の喪失を描いたということです。
デベロッパーのRhombico Gamesはオートメーション化されたレストランを作り上げる『Automachef』や、電力網を整備して増え続ける人口を支える『Power to the People』を手掛けてきました。
「ゲームはほかのメディアより大きな利点を持っています」
日が進む毎に生産ラインは効率化されていき、ノルマが上がる一方で給料は下がるという状況にあって、スープの材料や主人公の身の回りにも徐々に変化が見られるという現代社会について考えさせられる内容の本作ですが、Rhombico Gamesの創設者Federico Casares氏は「ゲームはほかのメディアより大きな利点を持っています」と語っています。
ゲームはプレイヤーに「内省や共感を促す」とも説明した同氏は、本作にて「繰り返しや微妙な変化を通じて、プレイヤーに現代生活の様々な側面について考えさせる方法を探求したかったのです」とも語っています。
『Consumption Line』は、Windows/Linux(Steam)向けに無料で配信中です。