松本直也による漫画『怪獣8号』のゲーム『怪獣8号 THE GAME』が8月31日にリリースされた。

 怪獣が日常を侵食した世界で、怪獣の死体専門の清掃業で働く中年の主人公・日比野カフカ。謎の生物によってカフカの身体が怪獣化し、怪獣討伐を担う日本防衛隊からコードネーム「怪獣8号」と呼ばれる存在になるところから始まるストーリー。今回のゲームでは物語の追体験やゲームのオリジナルストーリーを体験することができる。

 『怪獣8号 THE GAME』の公式X(@Kj8_TheGame)にはゲームリリースの記念として松本が描いたイラストがポストされた。四ノ宮キコルとゲームオリジナルキャラの四ノ宮サガンが壊滅した町のなかで手を繋いで立っている。2人の後ろには「怪獣8号」の後ろ姿が描かれている。

 ゲームリリースに伴ってプロモーションアニメも9本制作された。リリース日に投稿された動画は、カフカがゲームで遊んでるところに、地響きとともに怪獣出現のアラートが鳴る。慌てながらもカフカは「怪獣8号」に変身し、出動していく……。といった本編さながらの一幕がカラフルで淡いタッチのアニメになっている。イラストレーターの浦浦 浦ちゃん (@urachan1629)が制作を担当しており、亜白ミナや四ノ宮キコルなど他キャラクターの動画もポストされた。

 作者の松本直也は一足先に試遊した感想やゲーム制作への思いをコメント。ストーリーやキャラクター展開に携わっていることを明かし、「原作者の意見が上手く混ざり合ったいい塩梅に仕上がっているんじゃないかと思います。」と開発チームへの感謝を述べた。漫画に入りきらなかった設定やネタを共有し制作されており、漫画を読み込んだ原作ファンも違った視点から楽しめそうだ。さらに松本のX(@ringo_inuS)では「始まったー!選べる星5めっちゃ迷ったけど8号にしました」というコメントと共に「怪獣8号」をメインキャラに設定し、ゲームを楽しんでいる様子もポストされた。

 アニメ『怪獣8号』で日比野カフカ/怪獣8号の声を演じる福西勝也もX(@MasayaFukunishi)で、「わたしもカフカと8号を力いっぱい演じております。みんなで『#怪獣8G』たくさん楽しみましょう!」とコメントしている。ゲームでもカフカはじめ、声優たちのボイスがたっぷり堪能できるのも楽しみだ。

 作中のキャラクターたちを演じた声優陣もコメントを投稿。古橋伊春役の新祐樹(@3zzSHINzz3)や、稗田寧々(@nene_hieda)、ゲームオリジナルキャラ・スーテッドを演じたMachico(@MachicoOfficial)などもゲームリリースについての喜びをXにそれぞれポストした。

 原作漫画のみならず、スピンオフやアニメなどメディア展開を広げ人気を博してきた『怪獣8号』。ゲームでは原作やアニメとはまた違った魅力を届けてくれることだろう。完結した『怪獣8号』の世界観をまだまだ楽しめそうだ。

リアルサウンドブック編集部

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