スマホやゲーム機での“子どもの高額課金”に要注意!

スマホやゲーム機で、子どもが知らないうちに高額課金――。そんなトラブルが年々増加しています。

そこで今回は、子どもたちの身近に潜む“お金のトラブル”事例をもとに、メディアでもおなじみの菊地幸夫弁護士監修で、防止のための心構えや家庭でのルール作り、お金との付き合い方、万が一の対処法までをマンガでわかりやすく解説した書籍『マンガでわかる! 小学生から知っておきたいお金のトラブル回避術』(主婦と生活社)から一部抜粋してご紹介。

親が知らない課金の仕組みと、法律で守られる未成年者取消権など、トラブルを未然に防ぐためのポイントを解説します。


ゲーム課金の落とし穴


ゲーム課金のトラブルが増えています

小・中学生など未成年者のオンラインゲーム課金のトラブルは年々増えています。その原因には親のスマホを使っていたことや、親のアカウントでログインした家庭用ゲーム機を使っていたことなどがあります。子どもが課金の仕組みを知らないまま有料ゲームをして、大人が知らないうちに課金を重ねてしまい高額になってしまうことも。お金がかかっている事を子どもがわかってないケースもあるようです。


課金を重ねた結果、高額請求になることも

1回ごとの課金は少額でも、何度もくり返すうちに高額の請求になってびっくりすることが!


高額課金のトラブルに注意!

【トラブルの例】

小学生の子どもが友だちに「キャリア決済を選べば、手元にお金がなくても親にないしょで課金できる」と教えられ、スマホでオンラインゲームに高額課金していた。

【原因】

・お父さん、お母さんなどのスマホを子どもが使っている。

・子ども自身は「お金を使っている」とは思わなかった。


保護者の方へ

親のスマホを渡すのはもちろん、親のアカウントを子どもに使わせると知らないうちに料金が発生することも。課金は絶対にしてはいけないものではありませんが、親子でルールを決めておくことが大切です。

参考:独立行政法人 国民生活センター https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20210812_2.html


次のページ

高額課金は取り消せるの?

Write A Comment