戦場をテーマとしたFPS「Battlefield 6」が2025年10月11日にリリースされる。それに先立ち8月28日、PC版のハードウェア要件が公開された。
今回公開された1080p/30fps/(画質)低設定における最小ハードウェア要件は、CPUがCore i5-8400またはRyzen 5 2600、メモリが16GB、ビデオカードがGeForce RTX 2060/Radeon RX 5600 XT/Intel Arc A380(ビデオメモリ6GB)、そして空き容量55GBのHDD(発売時)となっている。OSはWindows 10で良いようだが、ハードウェアアクセラレーテッドGPUスケジューリングの有効化を推奨している。
一方、4K/60fps/ウルトラ設定や1440p/144fps/高設定の要件は、CPUがCore i9-12900KまたはRyzen 7 7800X3D、メモリが32GB、ビデオカードがGeForce RTX 4080またはRadeon RX 7900 XTX(ビデオメモリ16GB)、そして空き容量90GBのSSD(発売時)となる。OSはWindows 11だ。
つまり、画質に妥協できる最小設定であれば、「Battlefield V」がリリースされた2017年~2018年あたりのCPU/GPUでも良いということ。逆に4Kや高リフレッシュレートといった高画質/高リフレッシュレートで堪能したければ、ほぼ最新のハードウェアを用意する必要がある。なお、Battlefield 6ではフレームレートの上限はないとしている。
ただ、いずれの環境においてもTPM 2.0、セキュアブート、HVCI(メモリ整合性)およびVBS(仮想化ベースのセキュリティ)といったセキュリティ要件は必須となっている点は要注意。Battlefield 6では同社のアンチチート「Javelin」が利用されているが、これはFPSの不正行為やハッキングに特化したシステムとなっている。OSのカーネルモード内外からの不正行為すべてから保護するために、セキュリティ要件は高くなっているようだ。
このほかBattlefield 6の特徴としては、アップスケーリングやフレーム生成、アンチエイリアシング、レイテンシ低減技術などをサポート。Intel XeSSやAMD FSRのほかに、NVIDIA DLSS 4もサポートしマルチフレーム生成が行なえる。さらにDLSS超解像度、Reflexといった技術もサポートし、GeForce RTXユーザーの体験を高めている。