NVIDIAは、クラウドゲーミングサービス「GeForce NOW」において、同社の最新世代GPU「Blackwell」アーキテクチャを導入すると発表した。9月より提供予定。

 これは、ドイツ・ケルンで開催される「gamescom 2025」にあわせて発表されたもの。現在「GeForce Now」のUltimateプランではGeForce RTX 4080クラスのGPUが用いられているが、9月よりGeForce RTX 5080クラスのGPUにアップグレードされる。料金は据え置きで、日本でのUltimateプランは月額3,580円となる。

 これによって、DLSS 4によるマルチフレーム生成が利用可能となり、これまでのUltimateプラン(RTX4080)と比較してパフォーマンスが最大2.8倍向上。この性能を活かし、Ultimateプランでは5K/120FPSやフルHD/360FPSのゲームプレイも可能となる。

 さらにより低遅延なストリーミングプレイが可能となり、360Hzモード利用時での遅延(CTP)は30msで、同社は120Hzモード利用時のPS5 Pro(49ms)よりも遅延が少ないとしている。

「GeForce NOW」のUltimateプランに RTX 5080クラスのGPUを導入これまでUltimateプランで用いられてきたRTX 4080クラスのGPUと比較して、最大2.8倍もパフォーマンスが向上する360Hzモード時の遅延は最短30ms。同社はPS5 Proの120Hzモード(49ms)よりも遅延が少ないとしている

 加えて、新たに「Cinematic Quality Streaming(CQS)」を導入。YUV4:4:4のクロマサンプリングや10bit HDRに対応するほか、最大100Mbpsのストリーミングによって、鮮明な映像が維持される。

 このほかにもSteamやEpic Games Storeでの自身のライブラリを「GeForce NOW」でプレイできる「Install to Play」の導入やステアリングコントローラーへの対応も行なわれる。

新たに「CQS」を導入し、映像クオリティが向上自身のゲームライブラリを「GeForce NOW」でプレイできる「Install to Play」を導入さらにハンコンへの対応も予定している

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