花王が3Dホラーゲーム『しずかなおそうじ』を2025年8月8日よりSteamで無料配信。実在の掃除用品で謎を解く清掃シミュレーション

清掃用品でおなじみの花王株式会社が、全く新しい領域に踏み出す。

同社のホームケア事業部が手掛けるのは、なんと3D探索型のホラーアクションゲーム。エンターテイメントを通じて掃除の魅力を伝えようという、異色の試みが始まるようだ。

掃除と恐怖が融合したゲーム体験

2025年8月8日よりPCゲームプラットフォームSteamにて無料配信が開始される『しずかなおそうじ』。

本作は、亡き父から相続した別荘を掃除する主人公が、そこに隠された謎を解き明かしていくというストーリーを持つ。

ジャンルは3D探索型ホラーアクションと清掃シミュレーションを掛け合わせたもので、プレイヤーは花王の実在する製品を手に清掃を進めていく。しかし、そこはただの掃除ゲームではないらしい。

実在の製品を手に、忍び寄る恐怖から逃れる

ゲーム内には、「マジックリン」や「クイックル」といった現実の掃除アイテムが登場するという。

製品の特長を活かしてアイテム同士を組み合わせる裏技も用意されているとのこと。プレイヤーはこれらのアイテムを駆使して汚れの下に隠された暗号を見つけ、ステージクリアを目指すことになる。

ただし、この別荘にはプレイヤーのクリアを阻む“ナニか”が潜んでいるようだ。掃除の音や足音に反応して襲いかかってくるため、プレイヤーは気配を消して静かに掃除を進めなければならない。

緊張感あふれるホラー演出の中、掃除の達成度や脱出時間に応じて評価が変わり、複数のエンディングに分岐するマルチエンド方式が採用された。

エンタメで伝える、掃除の新たな魅力

花王のホームケア事業部がこのゲームを開発した背景には、エンターテイメントをきっかけに、掃除がもっと簡単で楽になる方法を多くの人に知ってほしいという想いがあるという。

プレイヤーは、汚れが落ちる爽快感と敵に見つからないスリルを同時に味わいながら、各掃除アイテムの特長や使い方に自然と触れることができる設計だ。

このユニークな試みを記念し、配信開始当日の21時からは、人気ホラーゲーム実況者のガッチマンさんによる実況配信も予定されている。

ガッチマンさんは「掃除とホラーは相性が良いようで、近年では清掃をテーマにしたホラーゲームも人気になっています」とコメントを寄せた。

期間限定で開かれる恐怖の別荘

『しずかなおそうじ』は、配信許諾が不要で収益化も可能なため、多くの実況者によるプレイも期待される。

配信期間は2025年8月8日から2026年8月7日までの一年間を予定。遊びながら生活に役立つ知識が得られるかもしれない、この恐怖の別荘での清掃体験に、多くの注目が集まりそうだ。

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