「Xbox」を展開する米マイクロソフトの家庭用ゲーム機部門は、スウェーデンのアバランチ・スタジオズ・グループが長年開発を続けてきたマルチプレーヤーゲーム「Contraband(コントラバンド)」の事業を打ち切る。
アバランチは7日、「現在、プロジェクトの今後の方針を検討する中で積極的な開発は停止している」との声明を公式サイトに掲載。「発表以来、コミュニティーから寄せられた期待に感謝している。今後については、できるだけ早期に知らせる」とした。
コントラバンドが2021年に予告動画で発表されてから、Xboxはこのゲームについてほとんど言及してこなかった。Xboxの公式サイトでは「1970年代の架空の世界『バヤン』を舞台に密輸業者の楽園を描いた」協力プレイ型ゲームと紹介されていた。アバランチは、オープンワールドでプレーヤーがパラシュートで移動する「Just Cause」シリーズで知られる。
Xboxは先月に数百人規模の削減を実施したほか、「パーフェクトダーク」や「Everwild」、コードネーム「Blackbird」など長年開発が進められてきた主要タイトルの打ち切りに動いている。
原題:Xbox Drops Work on ‘Contraband’ Video Game After Four Years(抜粋)