MIXI<2121>は、7月31日、2026年3月期 第1四半期の連結決算を発表し、売上高313億2300万円(前年同期比4.1%増)、営業利益26億7700万円(同4.0%減)、経常利益20億2300万円(同38.0%減)、最終利益14億1400万円(同36.7%減)だった。
・売上高:313億2300万円(同4.1%増)
・営業利益:26億7700万円(同4.0%減)
・経常利益:20億2300万円(同38.0%減)
・最終利益:14億1400万円(同36.7%減)
『モンスターストライク』を展開するゲーム事業がMAU減少に伴い減収減益となったほか、投資事業も赤字となったものの、スポーツ事業が黒字転換した。オンライン車券販売や千葉ジェッツのチケット収入、スポンサー収入が伸びたという。
① デジタルエンターテインメント事業
売上高は160億7600万円(同11.4%減)、セグメント利益は78億0100万円(同1.1%減)となった。『モンスターストライク』を主力として収益を上げている。『モンスターストライク』は、MAUが減少したことにより、前年同期と比較して売上高が減少している。なお、コスト効率化等により、セグメント利益は微減にとどまった。
② スポーツ事業
売上高は111億4300万円(同29.8%増)、セグメント利益は6億0400万円(前年同期はセグメント損失1億6000万円)となった。主にベッティング事業、観戦事業を運営している。ベッティング事業は、スポーツベッティングサービス「TIPSTAR」のオンライン車券販売高が増加したことや、ネットドリーマーズにおいてeコマース事業の売上が伸長したこと等により、前年同期と比較して増収増益となった。観戦事業は、千葉ジェッツにおいて、前年の「LaLa arena TOKYO-BAY」開業により、チケット販売の伸長やスポンサー収入が拡大したこと等により、前年同期と比較して増収増益となった。
③ ライフスタイル事業
売上高は35億0500万円(同28.1%増)、セグメント損失は6900万円(同セグメント損失3億0100万円)となった。家族向け写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」、サロンスタッフ直接予約アプリ「minimo」、SNS「mixi」「mixi2」を中心に各種サービスを運営している。「家族アルバム みてね」では、注力商材(みてねプレミアム、写真プリント、みてねみまもりGPS)が好調であったことから、前年同期と比較して売上を順調に拡大している。引き続き海外ユーザー獲得のためのプロモーション及び体制強化への投資を積極的に行っているが、売上伸長によりセグメント損失は縮小している。
④ 投資事業
売上高は5億8200万円(同5.3%減)、セグメント損失は3900万円(同セグメント利益2億8800万円)となった。スタートアップやベンチャーキャピタルへの出資を行っている。第1四半期累計においては、同社グループの出資するファンドの損益を取り込んでいる。
■2026年3月期の見通し
2026年3月期の業績は、売上高1550億円(前期比0.1%増)、営業利益200億円(同24.8%減)、経常利益190億円(同28.3%減)、最終利益130億円(同26.1%減)、EPS191.84円を見込む。株価収益率は18.1倍となる。
・売上高:1550億円(同0.1%増)
・営業利益:200億円(同24.8%減)
・経常利益:190億円(同28.3%減)
・最終利益:130億円(同26.1%減)
・EPS:191.84円
【通期計画に対する進捗率】
・売上高:20.2%
・営業利益:13.4%
・経常利益:10.6%
・最終利益:10.9%