BlackShark V3 Pro

 Razerは、eSports向けヘッドセット「BlackShark」シリーズの最新モデルとして、「BlackShark V3」シリーズを発表した。PCおよびXbox向けモデルは7月30日に予約販売開始、8月8日に発売する。PlayStation向けモデルの発売日やラインナップなどは後日発表予定。

 価格はPC向け/Xbox向けモデルともに「BlackShark V3 Pro」が4万780円、「BlackShark V3」が2万4,480円、「BlackShark V3 X HyperSpeed」が1万6,980円。このうちBlackShark V3 Proでは白色ボディの「White Edition」も展開される。

 フラグシップモデルの「BlackShark V3 Pro」はプロゲーマーのフィードバックを基に開発され、音質、快適性、接続性を進化させたというゲーミングヘッドセット。Razer初となる「第2世代HyperSpeed Wirelessテクノロジー」を搭載し、遅延は10msに低減、従来モデル比で約33%の遅延削減を達成した。

 ドライバーには、超薄型のバイオセルロース振動板を用いた「第2世代Razer TriForce 50mmドライバー」を搭載。高調波歪みを50%低減し、よりクリアで立体的なサウンドを提供するとしている。PC接続時は、シリーズで初めて上下方向の定位を強化した7.1.4chの「THX Spatial Audio」に対応する。Xboxの「Windows Sonic」およびPlayStationの「Tempest 3D Audio」にも対応。

 接続は2.4GHzワイヤレス、Bluetooth、USB、有線3.5mmジャックの4種類に対応している。2.4GHzとBluetoothの同時接続も可能で、ゲームをしながら通話などが行なえる。

 EQプリセットやカスタマイズ機能も備え、ゲームに合わせて音質を調整可能。設定は本体内蔵メモリに保存されるため、コンシューマゲーム機でもPCと同様の設定で利用できる。

 また、シリーズで初めて4つのマイクによるハイブリッドアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載。密閉型デザインと合わせ、周囲のノイズを遮断しプレイへの集中をサポートする。FlowKnit製メモリーフォームイヤークッションもレザー層との2層構造に改良され、プレイを妨げないよう装着感が改善されている。

 マイクは48kHzの高サンプリングレートに対応した着脱式の「Razer HyperClear Full Band Mic」を採用し、クリアな音声コミュニケーションを実現する。マイクモニタリング機能により自身の声を確認しながら使用できる。

 そのほか下位モデルとして、第2世代TriForce Titanium 50mmドライバーを搭載するBlackShark V3、エントリー向けのワイヤレスモデルBlackShark V3 X HyperSpeedもラインナップされる。

 重量はBlackShark V3 Proが367g、BlackShark V3が270g、BlackShark V3 X HyperSpeedが270g。

2.4GHz接続用USBドングル後部のインターフェイス改良されたイヤーパッド側面パネルは着脱でき、カスタムデザインのものと交換もできる設計

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