DeathAdder V4 Pro
Razerは右利き用軽量ゲーミングマウスの新型「DeathAdder V4 Pro」を25日に発売する。本体色はブラックとホワイトの2種をラインナップ。価格は28,980円。
DeathAdder V4 Proは、eスポーツ向けに設計された軽量ワイヤレスマウスだ。今作では象徴的なエルゴノミクスデザインを継承しつつ、内部構造を一新。22nmプロセス製造の新プラットフォームとリアルタイムOSの採用など、ハードとソフトの両面で大きな進化を果たしている。
センサーにはFocus Pro 30K Optical Sensor Gen-2を搭載。最大で45,000DPIのセンサー解像度、900IPSのトラッキング速度を実現している。また筐体についても再設計し、環境負荷が少ないがプラスチックよりも重量のあるPCR素材を最大90%採用しながらも、本体重量はV3 Proから11%軽量化され56gになった。他方、構造強度は最も弱い部分で最大72%向上し、85Gの加速度に耐えるとした。
クリックスイッチにはRazer Optical Mouse Switches Gen-4を搭載。理論上バウンスが発生しないため入力遅延を抑えられるほか、1億回の押下耐久性を謳っており、クリック感に関しても、メカニカル式と大きく異なるシャープな仕上がりになっているという。
ワイヤレス接続はHyperSpeed Wireless Gen-2を採用し、0.291msという業界最速級の平均クリックレイテンシを実現した。また、今作では有線・無線共に8,000Hzのポーリングレートが可能となっている。V3 Proでは有線接続時のポーリングレートが1,000Hzに制限されていたために、フルスペックを発揮するには無線で使用せざるを得なかった。今作ではより自由なスタイルで使えるようになる。これらの高性能化について、Razerは過去10年で最大の飛躍であるとアピールした。
前面
背面、ロゴは発光しない
左側面、側面の2ボタンは間に間隔が設けられた
右側面
加えて、Razerとして初めて光学式スクロールホイールを搭載した。こちらもクリックスイッチと同じくデバウンス遅延やチャタリングを防ぎ、応答性を向上させるという。耐久性もメカニカル式の3倍以上だとした。
本体サイズは128×68×44mm、重量はブラックが56g、ホワイトが57g。USB Type-C充電で、バッテリ駆動時間はポーリングレート1,000Hzで最大150時間、8,000Hzで最大22時間。
ワイヤレスドングル。本体のLEDインジケータで接続強度などを表示する
本体前面の有線接続兼充電用USB Type-Cポート