ASUS Gaming V16 V3607VH。直販価格は19万9,800円
ASUSの「ASUS Gaming V16 V3607VH」は、CPUにCore 7 240H、GPUにGeForce RTX 5050 Laptop GPUを搭載する16型ゲーミングノートだ。直販価格は19万9,800円で、Amazonでは約18万円で販売されている。
最近のトレンドであるアスペクト比16:10のWUXGA(1,920×1,200ドット)液晶パネルを搭載しており、20万円切りと比較的購入しやすい価格設定もあって、使いやすいエントリークラスのゲーミングPCを検討するカジュアルゲーマーの選択肢に入ってきそうなモデルだ。
この記事では「ASUS Gaming V16 V3607VH」の製品サンプルをもとに、その実力を簡単にチェックしていこう。
ベンチマーク
では、「ASUS Gaming V16 V3607VH」の性能をいくつかのベンチマークで計測してみよう。
今回は、人気タイトルである「モンスターハンターワイルズ」「ELDEN RING NIGHTREIGN」「ストリートファイター6」の3タイトルでフレームレートを計測した。ちなみに計測時の本体動作モードはすべて出荷時の「高パフォーマンス」としている。
「モンスターハンターワイルズ」のベンチマークアプリでは、画質「高」設定、解像度WUXGA、フレーム生成利用で平均77.79fpsを達成。CPU・GPU性能をバランス良く求められるタイトルだが、しっかり高い画質設定でプレイ可能だ
発売から根強い人気の「ストリートファイター6」のベンチマークアプリでも、解像度フルHD、画質「HIGHEST」で計測を実施。60fps上限の対戦時はしっかり60fpsに張り付いており、他モードでも高いフレームレートを発揮できた
「ELDEN RING NIGHTREIGN」にはベンチマークアプリやモードが存在しないため、画質「最高」設定で一定コースを移動した1分間のフレームレートを「CapFrame X」で計測した。本作はフレームレートの上限が60fpsとなるが、平均・最小ともに60fps張り付きを達成
いずれのタイトルでも安定したフレームレートが発揮できており、特に最新の高負荷タイトル「モンスターハンターワイルズ」で良好な結果を出せている点は評価できる。実ゲーム内ではベンチマークより重いシーンもあるものの、極端にカクつくようなことはないだろう。
「エントリー向けゲーミングノート」というと最新の高負荷ゲームは荷が重いイメージを持っている人もいるかもしれないが、ことGeForce RTX 5050 Laptop GPU搭載機に関して言えば「結構がんばれるな」という印象だ。
エントリー向けと侮るなかれ。カジュアルゲーマーの入門機としても魅力的
「ASUS Gaming V16 V3607VH」は、多くのゲームをフルHDからWUXGA解像度で快適にプレイできる、エントリー向けとしては侮れない性能を備えたノートPCだ。「なんでも最高画質で」というこだわりがないカジュアルゲーマー層には特におすすめしやすい製品と言えるだろう。
