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ゲーミングパソコンを購入するなら、できるだけ人と被らないデザインのモデルがほしいと考える人もいるのではないだろうか。ただ、独特なPCケースを採用している場合、スタンダードなパソコンと組み方も独特になる場合が多く、初心者だと手が出しにくい。
そんな悩める人たちにオススメしたいのが、パソコンショップSEVENで販売中のゲーミングパソコン「ZEFT Z56BC」だ。ケースにThermaltakeの縦型Mini-ITXケース「The Tower 100 Mini Chassis」(以下、The Tower 100)を採用しており、BTOパソコンでは唯一無二の存在感になっているのが特徴。
加えて、Core Ultra 7 265FとGeFroce RTX 5060 Tiを搭載しており、ゲーム性能もしっかり備えている。今回は、ZEFT Z56BCの基本情報や外観などについて紹介していこう。
縦型でコンパクトなThe Tower 100
前述のとおり、The Tower 100は縦型ケースを採用している。そのぶんマザーボードも横向きに装着されており、ビデオカードも縦に設置されている。この時点で普通のパソコンとは外観が異なるのだが、使い方もそのぶん違ってくる。
なぜかというと、マザーボードが横向きに装着されているため、通常背面にくるはずのインターフェースと外部出力が上にあるからだ。外部出力ケーブルや有線LAN、電源ケーブルも上に来るため、設置場所によってはより長いケーブルを用意する必要があるかもしれない。しかし、天面からケーブルが出るわけではなく、背面上部にケーブルを通す隙間があるので、見た目的にケーブルがごちゃっとすることがないのはありがたい。
なお、天面のメッシュパネルは押すとカチっと音が鳴って簡単に外れるので、ケーブルの着脱はそこまで面倒ではない。むしろパソコンを設置する場所によっては、背面より天面にインターフェースが集約していたほうが楽まである。
唯一懸念点があるとしたら、ワイヤレスゲーミングデバイスで、背が低めの2.4GHzドングルを採用しているモデルの場合、装着すると取り外すのが大変な場合がある。よく抜き差ししてノートパソコンでも使うといった場合は、別途前面上部に用意されているUSB端子を利用するといいだろう。
前面インターフェースは、USB Type-A×2、USB Type-C、マイク入力、ヘッドフォン出力がある。Type-C端子があるのはうれしいポイントで、ここによく着脱するワイヤレスヘッドセットといった2.4GHzドングルなどを差すことをオススメしたい。
サイズは、およそは幅266×奥行266×高さ462.8mm。縦型ということもあり、奥行きが短く設置面積もかなり狭くて大丈夫だ。パソコンデスクの幅や奥行がそこまで長くなくても、十分設置できる可能性があるのも魅力といえるだろう。
各所メッシュパネル採用でエアフローもグッド
コンパクトなケースだと、心配になるのがエアフローだ。とくゲーミングパソコンの場合、高性能なCPUやビデオカードを採用していることが多く、そのぶん温度も高くなるので、ケースのエアフローは重要となる。
The Tower 100の場合、天面、前面左右と各所にメッシュパネルが採用されており、通気性においてはかなり高いように感じる。ガラスパネルやフレーム意外はほとんどメッシュといっていいくらい範囲も広いので、エアフローに関しては安心してよさそうだ。
加えて、CPUにはリテールクーラーが採用されているが、Core Ultra 7 265FのTDPは65Wと低めで、発熱量もさほど多くない。マザーボードはASRockの「B860I WiFi」が採用されており、IO部分やSSD部分にアルミニウム製のヒートシンクを採用しており、効率的な熱放散を実現しているのも特徴だ。このように、構成においてもそこまで発熱が高くならないように考慮されていることを感じる。
もし、見た目的にリテールクーラーが嫌だという人は、BTOカスタマイズでDeepCoolの「AK400」(+4980円)、SCYTHEの「虎徹 MARK3」(+5980円)、「MUGEN6 BLACK EDITION」(+8980円)、Noctuaの「NH-U12A」に変更可能だ。残念ながら水冷CPUクーラーの選択肢は現状ないが、長く使いたい場合は水冷より空冷のほうがよかったりするし、空冷で十分冷却可能なCPUだったりもするので、見た目が気になるという人だけ変更すればいいと思う。
価格は29万8980円から
コンパクトで唯一無二なゲーミングパソコンがほしいならピッタリ
ZEFT Z56BCは、縦型のコンパクトケースで設置しやすく、Core Ultra 7 265FとGeFroce RTX 5060 Tiを採用しているため、WQHDまでの快適なゲームプレイは狙えそうだ。価格は6月20日現在で29万8980円と30万円以下で購入可能だ。
では、ZEFT Z56BCはどれくらいの性能を持っているのか。次回は各種ベンチマークの計測結果を紹介しよう。
BTOで唯一無二のゲーミングPCがいい人に最適! 縦型ケース「The Tower 100」で設置しやすくRTX 5060 Tiでゲーム性能も◎