東京・板橋区は実際の町並みを再現した仮想空間で、荒川が氾濫した時の避難方法をゲーム形式で学べるアプリを開発しました。

東京・板橋区では、荒川が氾濫した場合、場所によっては浸水が5メートル以上に達し、水が2週間以上、引かないおそれがあると想定されています。

区が開発したアプリは、荒川が氾濫する危険が高まったという設定で、区内の浸水想定区域の実際の町並みが再現された仮想空間の中を問題を解きながら避難するゲームです。

問題はおよそ20問あり、氾濫の状況に応じてどの避難場所に逃げるべきかや避難する際にどんな持ち物が必要になるかなど、解きながら進むことで、水害から身を守るための知識や行動を学べます。

区によりますと、こうしたアプリの開発は都内で初めてだということで、ことし8月から対象区域の住民を中心にインターネット上で利用できるようになるということです。

板橋区都市計画課の伊東龍一郎課長は「避難する時に何を持っていけばいいのか、どこに逃げればいいのかを区民に知っていただき、防災意識を高めてほしいです」と話していました。

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