米FTC、マイクロソフトのゲーム大手買収への異議申し立てを撤回

米連邦取引委員会(FTC)は22日、米マイクロソフトによる米ゲーム大手アクティビジョン・ブリザードの買収に対する異議申し立てを撤回したと発表した。写真はマンハッタンの店舗に並ぶアクティビジョンのゲーム「コール・オブ・デューティ」。2022年1月、ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Carlo Allegri)

[22日 ロイター] – 米連邦取引委員会(FTC)は22日、米マイクロソフト(MSFT.O), opens new tabによる米ゲーム大手アクティビジョン・ブリザードの買収に対する異議申し立てを撤回したと発表した。2023年に完了したこの買収を解消するよう求めることは公共の利益に反すると説明した。

FTCは当初、マイクロソフトのアクティビジョン買収は競争を阻害するとして提訴したが、連邦地裁は買収は合法として棄却した。これを不服としてFTCは控訴したものの、連邦高裁は今年5月7日にFTCの申し立てを退けた。

マイクロソフトのブラッド・スミス社長は22日、異議申し立てを撤回したFTCの判断について「米国全体の利用者および米政界における常識の両面で勝利だ」と述べた。

FTCのファーガソン委員長はトランプ大統領の政策に合致する方向へと同委員会の運営を進めており、カーン前委員長が開始した取り組みの一部を取りやめている。

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Jody Godoy reports on tech policy and antitrust enforcement, including how regulators are responding to the rise of AI. Reach her at jody.godoy@thomsonreuters.com

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