75万円も納得のハイスペック。RTX 5090搭載ゲーミングノートPC「AORUS MASTER 18」
(Gizmodo Japan)
Photo: ギズモード・ジャパン
「矢でも鉄砲でも持ってこい」みたいな、そんな鉄壁のスペック感あるゲーミングPC。
最近はNintendo Switch 2が話題ですが、その時代の最高環境でゲームを楽しみたいコアなゲーマーたちが気になるのは、ゲーミングPCやそのパーツ類ではないでしょうか? そんな彼らが今注目しているのがNVIDIAの最新型GPU「RTX 50」シリーズ。
ざっくり言うと、GPUとはCG画像や映像といったグラフィック処理を専門に行なうPCパーツのこと。ゲーミングPCにとっては、どのくらいパワフルなGPUを積んでいるかが、快適なゲームプレイの目安にもなります。
また、自分もそうなのですが、画像処理や動画編集といったクリエイティブワークを行なう人が、グラフィック性能の高さや画面の大きさにアドバンテージのあるゲーミングPCをあえて仕事用に選ぶケースもあって、ゲーミングPCといってもゲーム以外で活用される場面もあるのです。
現時点で最強のGPU搭載。AORUS MASTER
そんな最新のGPU「RTX 50」シリーズのなかでも、もっとも性能が高い「GeForce RTX 5090」を積んだゲーミングノートPC「AORUS MASTER 18」をGIGABYTEの発表会で見てきました。「現時点のハイエンドなゲーミングPCってこうなってるんだ」という動向を一緒にチェックしてみましょう。
75万円のお値段にも納得の超ハイスペック
AORUS MASTER 18の最上位構成モデルは、GIGABYTEストアでの販売価格で75万円(税込)とかなり高額ですが、それにはきちんと理由があります。
CPUはインテルのCore Ultra 9 275HX プロセッサー、メインメモリは標準で32GBのDDR5メモリで、最大128GBまで増設可能。標準構成で1TBのストレージも最大6TBまで拡張できます。
ここに、最新のNVIDIA GeForce RTX 5090 Laptop GPUと24GBのビデオメモリを積んだ強力なビデオカードが載っているわけで、わからない人にとってはチンプンカンプンだけれど、わかる人にとっては「思いつく限りのスペック全部乗せだわ」って状態なんです、コレ。
大画面すぎるほど大画面。18インチのディスプレイ
PCに詳しい人ならすでに型番でお気付きかもしれませんが、AORUS MASTER 18のディスプレイは、18インチの特大サイズ。ゲーミングノートPCでは16インチ画面も珍しくはありませんが、18インチともなるともう一回り大きく、一般的なノートPCのディスプレイとは比較にならないデカさ。
この大画面の解像度は2560ピクセル×1600ピクセル。もっとキメ細かい解像度での表示ができるノートPCも世の中にはありますけれど、実用的な視認性は十分です。なにより、240Hz駆動のMini-LEDで輝度1200nit、色校正や表示コントラストもそれぞれの標準規格にキチンと準拠し、表示速度や色の再現性といったクオリティはかなりのもの。
さらに、本体に6つも内蔵されたDolby VisionとDolby Atmos対応スピーカーとの組み合わせで、迫力ある映像やゲームの体験ができます。
コントロール自由度の高い冷却システム 冷却システムの内部構造
ゲーミングノートPCといえば、高負荷時には本体冷却のために排熱ファンをガンガン回します。このAORUS MASTER 18も例外ではなく、底面には4基のファンを備えた冷却システム「WINDFORCE Infinity EX」を搭載。
さらに、従来のノートPCよりちょっと賢くもなっていて、GIGABYTE独自開発のAIエージェント「GiMATE」を使えば、コントロールセンターからだけでなく、テキストチャットや音声コントロールでも冷却ファンの回転数やCPU、GPUのパフォーマンス調整ができるのが目新しいポイント。
ゲーミングPCのファン音ってけっこう気になるので、ゲーム中で手が離せなくても音声コマンドで気軽に調整できるのは便利そうですね。
重量級だけどクリエイター向けお仕事PCとしてもアリ
ちなみに、裏面のファンを確認する際に本体を持ち上げてみたところ、両腕にはずっしりとした手応えが。
それもそのはず、スペックシートによれば本体重量は3.5kgとのこと。18インチというサイズ感もあって、頻繁に持ち歩くことを想定したPCではないのかもしれません。
とはいえ、現時点で最強クラスのスペックを持つPCながら、やろうと思えばどこでも使えるというのは、ゲーマーのみならずクリエイターにとってもメリットが感じられそう。内蔵の99Whバッテリーで8時間の駆動が可能とされていますし、プロ向けPCとしてのニーズもありそうな気がします。
Image: ギズモード編集部
Source: GIGABYTE
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