【名人戦第三局棋譜解説】藤井聡太名人、恐怖のノーミス完全試合!プロ「心折れますね…」 第83期名人戦七番勝負第三局
はい、あです。よろしくお願いいたします 。それでは今回は藤井名人の3連勝が かかった名人戦第3局の寄付解説をさせて いただきます。先手が長瀬区団、後手が 藤井名人で藤井名人が角道を止める戦いを 選択しました。そして長瀬九段は68玉と 上がります。藤井人は52金と上がりまし た。71の銀と31の銀をギリギリまで 動かさないのが藤名人の本局における工夫 となっていました。で、長瀬区団が58金 右と上がっていきまして、ここで藤井名人 は62銀と58金右を見て62銀と上がっ ていきました。そして長瀬区九段は77角 と上がりますが54歩とつきまして37銀 と上がります。これぱっと見に次35歩 26銀とかで3筋の受けが間に合ってない ように見えるんですが藤井名人は噛まず 85歩とつきました。ま、これが工夫だっ たでしょうか。85歩に対してすぐ35歩 と仕掛ける手も非常に有力でしたが長瀬段 は自調して88銀と上がりました。藤井 目ジは43金m右と最近では珍しくこちら に金を上がっていきました。ま、最近は 42銀から43銀の元が多かったんで、 こちらに金上がるのは非常に珍しく前例も 少なくなっております。長瀬九段は78玉 とよりました。そして42角に対して68 角と引いていきます。すぐ35歩仕掛ける ような筋も何回かありましたが、長瀬九団 は見送って22銀77銀33銀と最近では 非常に珍しいアイアグラの戦いとなって いきました。で、長瀬区九段56歩とつき まして藤名人74歩とつきます。そして 66歩とついて以下藤井名人は94歩と1 回様子を見ました。長石段96歩付きがし まして以下41玉67金31玉と進行して いきます。で、ここから普通に88玉、 78金だとちょっとこう73銀から84銀 の暴銀の戦いが嫌だったでしょうか。長瀬 区九段は気戦を制して35歩と仕掛けて いきました。で、同歩同角でまず1歩交換 します。FG目人も1歩交換されたままだ と46角引かれると作戦負けになる可能性 があるので45歩とついて46角を阻止し つつ53銀から44銀右と盛り上がる手を 見せていきました。45分に対して長瀬 区九段68角と引きまして藤人64角と 上がって36歩を狙っていきます。で、次 の36歩を長瀬段。ま、46歩とついて 受ける手もありましたが、18車と逃して いきました。藤井目人は53銀と上がり ます。ま、これ本当に昔よく見た戦い方で 後手が64に角上がって銀で圧迫していく ということですね。で、ここからまあ88 玉78金になるのかなと思っていたら長瀬 区団。ここで46歩と反発しました。え、 同歩なら同銀で先定が良さそうなんですが 、藤井陣は44銀と上がって厚みを加えて いきました。以下48車と長瀬九段が4筋 から攻める手を見せてきますが、藤井人は 46歩とあっさり取り込んでいきました。 そして同角に対して55歩と仕掛けていき ます。これで本格的な戦いがスタートと なりました。5歩に対しては4歩同銀55 角などもありましたが長瀬九段は素直に 同歩と取りまして同銀と進行します。で、 ここが本局の最大のポイントの1つとなり ました。場合によっては35角44銀引き から線にしてもあるかなという展開になり ます。手流す九段1回はその3号角を差し ました。で、藤井イメジはここで44銀引 が封じ手となりました。で、てっきりここ でもう背てになるのかなとが46角55 銀行したところで関係者の方々もこれは線 なんじゃないかとそういう声が結構あった んですが長瀬九段ここで3号角ではなく 79角と手を変えたため藤井人が56歩と 抑え込んでいきました。ま、ちなみに結果 的にこの56歩が非常に味がいい手でどう 転んでも5手の手助けになるということで 、ここでちょっと藤井人に形成が触れまし た。で、56歩に対して長瀬区団は58歩 と受けていきます。もしこの55銀に3号 角と上がっていたら、ま、おそらくそうだ 、打開するんだったら44銀上がるなん ですが、26角と引いてちょっと後手が 薄くなる意味もあるので、かなり際どい 戦いとなってました。ということで3号角 なら結構視点の可能性も高かったんじゃ ないかとそんな風に予想しています。で、 中段は先手版ということもありまして79 角と果間に打開しに行きました。ただ56 歩が手厚い手で少し藤井名人がさせそうな 信号となっていきました。で、このまま 放置してあると拠点がちょっと危ないので 長瀬九段は将来的なことを考えてか58歩 と手堅く受けていきました。で、藤井人も 先手に58歩打たせて満足したということ で44歩と手堅く打っていきました。で、 これに対して長瀬段16歩とつきまして、 16歩に14歩は、ま、将来的に26銀 から15歩みたいにガンガン攻める手が どこかでありそうと。例えば15歩同風 13歩同26銀みたいな。これでゴリゴリ 橋から攻める手がありましたので、藤井 メ人は受けずに22玉と上がりました。で 、長瀬団は15歩と橋を詰めて プレッシャーをかけます。 はお返しとばかりに95歩と逆側の端歩を ついていきました。これが強烈な手で後手 がリードを拡大しつつあります。同歩に 96歩と垂らしました。これほっとくと 95がありますしてこれ同胸と取って しまうと86歩が強烈な1着となります。 え、仮に同歩ならズバっと同角と取って しまいまして、え、仮に同銀なら同車で この時に96の強者が87角と打たない 限り受からないと。え、ただし87角と 打つのもかなり壁士の角で使い勝手が悪い ですし、普通に8と引いて86歩を狙われ てもかなり困ってしまうと。ちょっとこの 打った角がかなり厳しいことになって しまってこれは後手が優勢となります。と いうことで、同京が同京86歩道同角が 悪いと見た長瀬区団は18車と回っていき ました。これもすごい渋い手ですね。18 車と回りまして、ま、場合によっては将来 14歩、13歩のような端攻めを見せつつ 16車と浮いて横に飛車を活用するといっ た含みもある一隻2兆の1着です。ま、 さらに19の強者もしっかり飛車で守って いきました。で、ここで藤士名人は1回 95を効かしまして、え、ほっとくと97 歩でまずいので当然98歩と打ちますが 45歩と非常に確証高い手を差していき ました。で、長瀬九段は45分に対し狙い 通り16車と浮いて46歩に同銀を用意し ていきました。16者に対して藤井人は 73系と優先とこう遊び駒を活用して長瀬 区九段68角と受けて86地点を強化し ました。で、藤目人はここで562車と 回っていきます。これがまた一手ですね。 先手はどこかで56金同銀同車と暴れる手 を狙っていましたがこの5車で藤井名人が それを封じていきました。で、長瀬区団は ここからならばということで、ま、46歩 と合わせていきました。普通は88玉から 78金で囲いたいんですが、仮にここを 88玉とやってしまうと一として34銀 から25銀とかあるいは3歩と垂らして ガンガン攻める手があるので、え、とても ちょっとこの88玉78金の2手の猶予は なかったという状況になってました。え、 そこで長瀬区九団は46歩と囲いを諦めて 攻めていきますが、ここに対して藤井名人 が38歩打ったのがこれまたよく出る初心 者必中の1着となってました。48銀とか で受けるよではあまりにも辛すぎますし、 え、ほっといても39歩なりがスコぐる 厳しいということでこれでさらに差が 広がっていきました。ま、38歩は覚えて おきたいですね。で、長瀬九段はここから 75、5歩とついていきました。で、同歩 と取れば7歩で桂マ取れますし、ま、同角 なら怖い角の睨みが消えるとなので実践は 長瀬、FGメジは無視して3キ歩なりと なり込みました。ここで74歩29の 取り合いは不利と見た長瀬団は17系と ジャンプしていきます。17系に対して 藤井人は冷静に38と銀取りに当てました 。 36銀に対してすぐ75角と取っていき ます。この辺りから藤井目はあまり時間を 使わなくなりました。75角ほっとくと 64歩から65歩がありますが長瀬段 分かっていてもちょっと防ぎづらいという ことで45歩と取っていきました。これで いいか64歩に対して24歩と攻めていき ます 。で、2オフに同銀の場合は取って取って 41銀とこういう狙いも場合によっては ありそうでした。ま、どっちで取るか 難しいところですが、ここで藤井目は同歩 とじていきます。で、長瀬団は23、3歩 と1発叩けました。え、同玉だとちょっと 2歩で危ない展開になりそうなんで同金と 取っていきます。そして3号角と上がって いきました。これもちょっと異表な1着 ですね。次、71角成から61馬を狙って いますが、明らかにこの本譜の65、5歩 の方が早そうなだけに、3号角異表の 勝負手でした。FG名人も6オフとついて いきますが、堂々と難しなりとなっていき ます。とにかく攻めたら逆転するぞと、 そういう類いの位置ですね。で、71 角成りに対して66銀と藤井7巻が差して いきました。これまた厳しいです。実践は ここから68金引と引いていきました。で 、ここでの次の一手がまた解説の先生の ド肝を抜くような強烈な一着でした。これ がなんと48°ですね。確かにト金のお早 という確認がありまして、ト金というのは 実際にはすごく足の早い駒なんだよという のが確言で示されてはいますが、まさか この48とよって58と間に合わせる発想 であることは夢にも思いませんでした。 48等に対して61馬と長瀬九段がさして いきます。以下53車と言って、え、そこ で66銀と取っていきました。え、66銀 に対して同角同歩2通りありましたが実践 は66同歩を選択します。で、6人はと 引いていく点に対しましてスバット58と からと決めにかかりました。以下同金 上がるとした時に67となっていきます。 で、67ふに対し て実践は同金と取っていきますが 、そこで67銀と打ったところでわずか 102。ここで長瀬団が投領藤井目の勝利 となりました。ま、ちょっと訳けが分から ないうちにあっという間に終わってしまっ たそんな印象のある戦いでございました。 これで藤井名人は見事にゴ手番の曲を接し て3連勝防衛まであと1勝となりました。 ま、ちなみにトルずイカですね。ま、同金 夜なら なりで仮に同金は58なりが非常に 厳しく58なりに対して68銀トを受けて いった場合は一例として66歩って同金は 同角が爪になりますし、金が逃げても67 金でやられてしまうということで結局これ はNGであることが分かりました。 それにしてもこの将棋はこの68金引きの 時の48とが落ち着いてましたね。見える は見えるんですけど遅そうに見えて なかなか普通はこう77銀なりから同時計 に66歩とついてゆっくり攻めるとかこう いうことになりがちなんですけど、ま、 こういったところで1発すぐ48で 踏み込める。これがFG目人の本当の強さ なんじゃないかなという風に思っており ます。ということで、ちょっとそれですね 、長石段としては、ま、仕掛けの直前 ぐらいでしょうか。やはりここでね、線に してがどうやら最善だった可能性は極めて 高いという状況でございました。という ことでここまでご視聴いただきまして本当 にありがとうございました。ちょっと長石 団の配着が分からないぐらい難しい将棋 だったんですが、やはりそうですね、55 銀に79角があまり良くなかったでしょう か。やはりここで5角と出て3号角と出て いきましてでやはり44銀46角55銀と これで指定を狙うのがおそらく最善だった ようで、ま、実践的には藤井名人も高確率 で落ちるだろうなという状況でございまし た。ということでここまでご視聴いただき まして本当にありがとうございました。 藤名人が5手番で干渉するというシリーズ になりました。中石団がそうですね、序盤 で結構仕掛け見送ってたりしたんで、割と 途中 からになるんだろうなという風に見てはい ましたが、まさかこんな展開になって、 しかも富士名人がこれだけ一方的に勝つと いうのはなかなか見たことがないそれ ぐらいの干賞劇だったと思います。という ことでここまでご視聴いただきまして本当 にありがとうございました。この動画が いいなと思ってくださった方は高評価、 チャンネル登録いただけますと大変励みに なりますのでどうぞよろしくお願いいたし ます。それでは失礼します。 [音楽] です。
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29 Comments
藤井名人の完璧な一局😮これからも藤井名人がどんな勝ち方をするのか注目します😂
34歩はパンドラの箱だったな
藤井が棋理の追求よりも勝ちに拘った一手を指した意味は大きい
藤井名人
第3局戦で勝利を取っておめでとう㊗️🎉ございます😊本当に強かったね🤗🤗😄😄✌️✌️だんだん強くなってますね😄😄✌️第4局戦でも勝利を取って下さい😊あと1勝ですね
応援📣してますので頑張って下さい😊ファイト、ファイト、名人頑張って下さい😊🤗🤗
藤井さんがいなかったら永瀬さん4冠くらいとってそうですけどねえ
昭和の私には懐かしいレトロな相矢倉。七冠にとっては生まれる前に指されていたと言ってもよい戦法を、見事に指しこなして圧勝。七冠は終盤力だけではなく、序盤・中盤力も驚異的。
近頃の、藤井vs永瀬戦は、永瀬さんは、"駒変え"特に"角替わり"を避けているのでは?
確かに、藤井さん相手に駒を渡すと、何が飛んでくるか?と言う恐れが有るのが解ります、辛いですね😢
藤井名人と、解説の棋士の先生方とは、対局感がもう明らかに違うように感じます。
相矢倉とはいえ、先手番で千日手しか選択肢がないのは辛いですね。たとえ千日手になったとしても、勝率の高い藤井七冠の先手番になるので、永瀬九段も選択しにくかったのではないかと思われます。
永瀬さんはかつての藤井七冠との練習将棋で全てを吸い取られたようだ。
藤井さん、昨年は伊藤匠さんにタイトル奪取されたり、初めて勝率8割切ったりと不調なのか、成長が鈍化したのかと心配しましたが、色んな猛者と戦ううちに一回りも二回りも成長してた。
今日の将棋も恐ろしい。歩の使いで勝ってしまった
永瀬九段が投了したあと、すぐに、二人の口が、開く……藤井名人の早口の言葉を永瀬九段はしっかり聞いている。二人の間には温かい空気が流れている、そんな気がする。
7九角〜5八歩は、無いよな 自爆負け
今の実力のまま藤井名人がいなければ永瀬9段も5冠くらい狙える実力なんですけどねぇ、、叡王ベスト4棋聖戦挑決王位挑決で王座戦も佐々木8段に勝利だぞ!?
藤井名人は藤井七冠と当たらない分かなり有利よねー。
銀と飛車が死んでいる
佐々木朗希投手の完全試合みたいな将棋でしたね。
結果的には千日手にするべきだったのか。
永瀬先生は日程的にも厳しかったので、しょうがない面もありますね。
藤井名人は無慈悲的な強さでした。
局後のインタビューで、藤井名人は封じ手の局面で「自信のもてる局面ではないと感じていたので、(千日手を)こちらから打開というのはあまり考えていなかった」とのこと😵。やっぱり将棋の結論は先手の勝ちですか?😵😵。それにしてもこんな永瀬九段が勝負手も出せない完敗はあまり記憶にないです😱
永瀬九段、相矢倉を忘れていたのだろうか。
三浦超えだ
先手なのに千日手が最善手、、、
あらためて見ると、先手の飛車角が何手か動いてる間に、後手の角銀歩が盛り上がっていたのが形勢の差を生んだように感じました。
いつも丁寧な解説ありがとうございます。
藤井直線
永瀬先生は、名人戦の場で千日手を嫌い自分が先手番なんで自ら打開するしかなかったのかな?と思いました。
千日手にしなかったのは後手番での作戦準備が間に合ってなかったから説
いやー圧倒的な強さですね!
攻め駒完封ですか
先手で千日手選択しなきゃいけないのではもっと前でなんとかしないといけなかったわけですね
相手が永瀬九段であってもここまで完勝してしまう藤井七冠がスゴすぎる。
引き出しの数が違いすぎる。
藤井七冠と対局すると別人のようにやられてしまうのは不思議。
両者ノーミスだとどうなるのか?