【長期使用レビュー】ゲーミングノートPC辞めます。「72万円の最強機」を1年間使い倒して見えた「期待と現実」
2023年の末に
一大決心して購入したゲーミングノートPC 「Razer Blade 16」 詳細はこの後紹介しますが 購入当時で72万円もした、
2023年時点で文句なしの最強スペックノートパソコンで 手元に届いた直後に
その詳細なレビュー動画も投稿しましたね♡ 実際ここ1年ほどの
うちのチャンネルの動画はすべてこれで編集されていて いまでもものすごく気に入って使っている現メインPC いや気に入っているとかいうレベルではないですね 大好きです 愛しています これ以上自分好みの
ノートパソコンに
出会える気がしません ところが最近になって メインPCとしての
「限界」に悩まされるようになってきてしまっていて 実は近いうちにメインPCの座から
降格させることとなりました つまりゲーミングノート中心の作業環境を辞めて 再びデスクトップを
メイン機として据えることになります そこでこの動画では その最強のゲーミングノートPCを
実際に1年以上、これでもかとばかりに使い倒して その長期間の過酷な使用の中で
見えてきた本当のメリットとデメリット なぜ大好きなゲーミングノートPCから
デスクトップPCに戻る決断をしたのか そして結局ゲーミングノートPCは
おススメできるのかどうなのか などなど、1年以上共に闘ってきたからこそ
わかった”本当の使用感”というものを 余すところなくすべてお伝えして行きます っと本題に入っていく前に まずは今回の主役となる製品について
改めて簡単に振り返っておきましょう それがこちら 「Razer Blade 16」の2023年版最上位モデル ゲーミングデバイスメーカーのRazerから出ている 購入当時のほぼ最強クラスの
スペックを積み込んだモンスター機ですね♡ 詳細は以前の動画で
みっちりと細部までレビューしているので ここではおさらい程度で済ませますが CPUは「Core i9 13950HX」 グラフィックは「RTX4090 Laptop」 メモリは標準で32GBですが、
手元のこれは64GBまで増設してあって 画面は16インチ4KのミニLEDディスプレイ などなど大変なことになっています これだけでも
このパソコンを選ぶには十分な理由ではあるんですが ただスペックだけで言えば
他にもまだいくつか候補はありました んじゃなぜその中から
このRazer Bladeを選んだのかというと それはこの
デザインの美しさにほかなりません ゲーミングPCというと、
いかにもな見た目のギラギラしたものが多くて …まあそういうものも嫌いではないんですが 一方で今回のモノの見た目がこれです 直線的なフォルムに統一された比較的シンプルな外観 これまで触ってきたガジェット
すべての中で最高に近い手触りの金属きょう体 限りなく標準的な配列に近い
テンキーレスの日本語キーボード などなど、本当に文句のつけようが無くて 個人的にこれ以上好みの見た目の
ノートパソコンに出会える気がしない 特にこのクラスの大型のノートパソコンになると テンキー付きのものがほとんどになってしまって 「ノートパソコンは絶対テンキーレス派」 としては選べるものが少ないんですが このRazer Bladeはその点もクリアしているのが
ほんっっっとにポイント高いですね♡ こうして今改めて紹介していくうちにも
どんどん愛情がわいてきます 本当に自分のために存在しているのかもしれません そして改めて、そのシンプルで美しいきょう体の中に 実はモンスター級の性能が秘められているって なんというかこう… ものすごくそそりませんか? っとまあこれ以上の部分については 単体のレビュー動画のほうを参照してほしいんですが とにかくその美しい見た目と
最強性能をあわせもつという点にひかれて およそ1年半前の2023年10月に
このノートパソコンをお迎えしたのでした 改めてその当時の価格が716,800円 今見てもヤバい数字だなと思いますし 実際これがうちのチャンネルでレビューした製品の中で 単体としては
いまだに最高額の座に居座り続けているんですが 今になって振り返ってもこの
数字だけの価値は間違いなくありました このパソコンを購入したこと自体は
今でも全く後悔していません そのくらい大好きです っとそのことを前提に置いたうえで んじゃなぜそれを
メインで使うことに限界を感じて 最終的にデスクトップPCに
戻る判断をしたのか つまり 「ゲーミングノートPCの期待と現実」 その間にどのような違いがあったのか というのが今回の
長期使用レビューのメインテーマですね♡ この後の流れを大まかに見ておくとこんな感じ 次の章では、そもそもどんな期待をもって
ゲーミングノートPCを導入したのか また実際にどんな環境で
どのように使用したのかなども解説 そのうえで最後の章では、
長期間本気で使い倒してみてわかった 「期待と現実の違い」 という点についてお話していきます 長期使用レビューは普段あまりやらないので
少しぎこちないかもしれませんが とはいえ長いこと使い込んだからこその
手ごたえのようなものは確かにあるので よろしければ
最後までついてきていただけるとうれしいです それでは始めましょう というわけでまず 「ゲーミングノートPCの期待と現実」 というテーマの
「期待」の部分について話していくとしましょう はじめにそもそもとして
何を目的に導入したのかといえば 「持ち運び用動画編集機としての使用」 もっと言えば 「デスクトップ環境と
持ち歩き環境の統一」 という目標を実現するためですね うちの投稿者は普段一切ゲームをしないんですが ゲーミングノートPCのスペックというのは
動画編集機としても魅力的です そのため選べる限りの最強機を選んでおけば それを普段はデスクトップPC的に使いつつ 外出したいときはさっと持ち出して外でも使える というような理想像を描いていました んでその期待に沿って組まれたのが
まさに今のこのメインデスク環境 詳細に紹介すると
一生終わらないので簡潔に見ていきますが はじめに今回の主役はここにいて それに刺さっているのは左側の電源ケーブルと 右側のThunderbolt 4ケーブルのみ それがこのドッキングステーションへとつながっていて そこからこれらモニター類や マウスやキーボードを含めた大量のUSB機器類 さらには有線LANなどへと接続されています つまり普段は
このようにデスクトップPC的に使っていますが 電源ケーブルと そしてThunderbolt 4ケーブルを抜いてやると 確かに
単体のノートパソコンとして持ち出せるわけですね♡ この点だけ見れば、購入前に抱いていた期待 つまり 「持ち運び用動画編集機としての使用」 「デスクトップ環境と
持ち歩き環境の統一」 というのは果たされているようにも見えます 確かに
デスクトップPC並みの数のデバイスを接続できたし やろうと思えば
パソコン自体を簡単に持ち出すこともできた しかし しかしですね んじゃ実際こういう運用方法が
この1年うまくいったのかといえば 正直言って
全くうまくいきませんでした もっと正確に言うなら、
初めのうちはうまくいっている気がしていましたが 使っているうちに
徐々に限界が見えてきてしまったという感じかな 実際この環境で過ごし始めて
2か月後くらいのサブチャンネルの動画では 「少し我慢すれば
普通にデスクトップとして使えるよ」 みたいなこと言っていたと思うんですが その後1年間使い込んでみると
かなり感想は変わってしまいましたね んじゃ一体何がいけなかったのか 「期待」と「現実」の間には
果たしてどのような違いがあったのか そしてゲーミングノートPCに
どんなメリットとデメリットが見えたのか この動画の大部分を占める次の章では そのあたりについてみっちりと話していきます というわけでこの章が今回の動画の本題 ゲーミングノートPC導入時の「期待」と 長期間使ったうえでの「現実」というのが 結局
どのように違っていたのかをお話していくんですが まずは1年間ともに戦ってみて
良かった点に触れておきましょう 今回の話は
どちらかというとデメリットの方中心とはいえ もちろん
良かった点というのもしっかりありましたからね 初めに、これはやはり
ゲーミングノートPCでしかほぼなしえないこととして 普段の強力な作業環境をバッグに詰めて そのまんま持ち歩けることは
やはり間違いなく良かったです これは間違いない 特に今年の初め 長距離の引っ越しのために
1か月以上ずっとせわしなく動いていた時期があって なかなか
落ち着いた作業環境を構築できなかったんですが そんな中でもこのノートパソコンなら
一応さまざまな場所に連れ出せましたから 毎週投稿をなんとか継続できたんですよね これがデスクトップPC中心の作業環境だったら 少なくとも
本体とモニターとキーボードが無いと始まりませんから それがこの1台だけで済んだのは
マジでありがたかったかな またそういう実際にあったメリット以外にも 最悪何か未曽有の出来事があっても、
これさえバッグに詰めて逃げれば 少なくとも作業環境の最重要部分だけは
守れるという心の余裕も大きかった メインPC環境って 長く使っているうちに
様々な要素が絡み合ってどんどん複雑になっていくので 一度失うとそれを再現するのはかなり厳しい 例えば皆さんが使っているスマホを
何の準備もなく今初期化してしまったら アプリなどは入れなおすことができても その履歴などまで
すべてを復元することはできないように いま突然このパソコンを失ったら おそらく数か月は動画投稿に復帰できません その点ノートパソコンメインなら
そういう最悪の事態を回避できる確率が高いですから その心の余裕の部分は何気に大きかったかな さらにメインPCとしての
安心感という点ではもうひとつ デスクトップとは違って ノートパソコンには
それ自体にバッテリーが内蔵されていますから 停電など突然の電力の遮断に強いのも良かった 例えばデスクトップPCで
数時間作業した内容を保存していない状態で 突然停電が起こってしまったら それまでの作業内容はすべて失われてしまって それこそ発狂ものの大騒ぎ …というかそれを想像しているだけで気分が悪くなってきたんですが …まあそういう悲劇が起こってしまうわけです 実際個人的にも経験したことがありますし 視聴者のみなさんの中にも これまでそういう悲惨な目を
経験した方が一定数いらっしゃるでしょう 一方で改めてノートパソコンなら 仮に電力の供給が突然遮断されたとしても このように
すぐにバッテリー駆動に切り替わるだけですから 少なくとも作業内容を
保存するだけの猶予は十分にあるんですよね これはもちろんデスクトップPCでも 別途UPSなどを
導入すれば同じことを実現できるんですが ノートパソコンならそういう機器無しで済みますから 単体で見るとここだけは
デスクトップPCより安心感が高い部分です そして最後に4つめ これは人によっては
どうでもいいポイントだと思うんですが 画面を閉じた時のこの感触 伝わりますかね もう一度 一般的なノートパソコンなら 「パタン」という音を立てて閉じるところ このノートパソコンは 「ストン…」という擬音が合うような 他では体感したことのない
上質かつ重厚な感触で閉じるんですよね この感触が動画越しに
伝えられないのがなんとももどかしいんですが 間に挟まれた空気が一度クッションになって それが
ゆっくりと抜けていくことで完全に閉じるような そういう感触です いやほんとにここは人によっては
「だから何」というポイントだと思うんですが 長期間実用してきた中では わざわざこの動画で時間を割いて
紹介したいと思えるほどに気に入った点でした っとまあここまでが
実際に使っていく中で良かったポイントで 特に強力な作業環境を持ち運べるというのは ゲーミングノートPC以外では
まず不可能なほどのメリットだったんですが 一方でここからは んじゃなぜそれが
メイン機から降格することになってしまったのか つまり、導入当初の期待 「持ち運び用動画編集機としての使用」 「デスクトップ環境と
持ち歩き環境の統一」 というのが果たされなかったのは
なぜかという部分について話していきます ここから先の話が分かりやすいように あらかじめ大まかな流れを
提示しておくとこんな感じですね 最初の数か月のうちは
ある程度期待通りの使い方ができていましたが 次第に外出先に持ち出す機会が減少 そのうえデスクトップPCとして使うにも
思った以上に制約が大きくて 結局のところ デスクトップ環境と持ち歩き環境は
分けたほうがいいという結論になった という流れです それではまずこの流れに沿って 外出先に持ち出さなくなってしまった
理由から話していきましょうか これには大きく4つの理由があります 分かりやすいように
ダメージの大きかった順に話していくと まず最もキツかったのが ノートパソコンとしては
信じられないレベルの消費電力ですね これはマジで「信じられない」
という表現がいちばんしっくりくるかな 分かりやすいように早速具体的な話をしていくと まず消費電力が
デカすぎる分バッテリー持ちは絶望的です 本当に絶望的です 一般的によく言う
「電池持ちが悪い」とかそのレベルではないんですよ どんな作業をするかにもよりますが 体感としては1時間も持てば良いかなというレベルで 正直充電器無しでは全く使い物になりません 内部に生息する13950HXや
RTX4090をはじめとするモンスターたちが マジで恐ろしい勢いで
バッテリー残量を食い散らかします そのうえさらに致命的な点がもうひとつあって このパソコン、付属のレンガみたいな
サイズと重さの330W充電器以外にも 一応こういう一般的なPD充電器でも充電が可能で しかも最大100Wに対応するという高性能 そのスペックをみて、
たとえバッテリーの持ちが悪くても こういうPD充電器さえ持っていけば 外出先でも気軽に使えそうだと思っていたんですが ただそんな幻想は
使用し始めて1週間もしないうちに崩れ去りました 一体何が問題だったのか それは単純に、100W程度の
給電ではこのパソコンには足りなくて なんと充電器につないだこの状態でも
どんどんバッテリー残量が減っていくんですよね 100Wというハイパワーで
給電しているにもかかわらずです これは初めマジで信じられなかった 一応言っておきますが、
こういう普通のノートパソコンの場合 ちゃんと充電器につないでおけば 当然ながら使用しながらでも
少しづつバッテリーは充電されていきます それは単純に 入ってくる電力が使っている電力を上回るからですね 一方でこのパソコンの場合 入ってくる電力自体は
100Wという強力な数字なんですが その程度の電力では
バケモノスペックを満足させることはかなわず バッテリーのほうまで
どんどん食われてしまうわけです これが正直絶望レベルの致命傷で 外出先に持ち出さなくなる最も大きな原因になりました …いやはじめはもちろん
いろいろと対策をしたんですけどね 例えば画面を暗くするとか 重い作業を極力避けるとか パフォーマンスを下げて消費電力を落とすとか でもそれをやり始めたら そもそもなんのために
わざわざ高性能機を持ち出しているのかわからないですし 持ち運べる動画編集環境という
根本的な目標とも矛盾します んじゃどうするか やっぱり純正330W充電器を
持ち歩くかという話になるんですが 改めてその330W充電器がこれ ただでさえデカくて重い本体に加えて こんなかさばるレンガを
常時カバンに入れて持ち運ぶって もはやそれは何の苦行なんでしょうか いや体力がある方なら行けるのかもしれませんが モヤシみたいな
うちの投稿者には文字通り荷が重すぎました これが次第に
持ち歩かなくなってしまった最も大きな原因ですね 要は購入前は本体の重量のみを考えていたため ギリギリ気軽に持ち出せると思っていましたが 実際には純正充電器まで
持ち歩かないとまともに使いこなせなかったため その重さも
加算して考えておかなくてはいけませんでした この点はゲーミングノートPC導入時には
マジで気を付けておくべきかな っと持ち出さなくなった最も大きな理由に続いて 2つめもそれと同じくらい大きな理由なんですが 結局のところ周辺機器ありきの環境に
なってしまったというのも大きかった つまりどういうことかというと 実際は本体を持ち出すだけでは
作業環境として不十分だったというわけです 例えば軽いカット編集をしに
出かけると仮定しただけでも このノートパソコンの他に 例の330W充電器 普段使いのマウス 編集用キーボード 素材が入っている外付けSSD などなど最低限
このくらいの機器は取り外して持ち出す必要があって さらに本格的な編集をしようとすると それこそこの机上のものを
ほぼすべて持ち出さなくてはいけません つまりゲーミングノートPCを
デスクトップ的にも使い始めると いつの間にかその据え置きの
周辺機器ありきの環境ができあがってしまって 次第に持ち出すのが
おっくうになってしまったんですよね 「根を張ってしまった」 という表現がしっくりくるかな 持ち歩き専用で使えば
おそらくこうはならないはずですが 一方でデスクトップ的に
一度ガッチリ周辺機器を固めてしまうと 次第にそれらと切り離しづらくなってしまって しかもいろいろな
周辺機器を含めて持ち出すのは手間なので これも外に持ち出さなくなる大きな原因となりました さらに理由の3つめ これは実用し始めて初めて気が付いたんですが きょう体の質感が良すぎて
逆に扱いづらかったことも 持ち出し頻度を下げる
原因のひとつになってしまったんですよね 先ほどの章でも触れたとおりに、
このノートパソコンの質感は本当に最高なので 初めのうちは喜んで持ち歩いていたんですが 使っていくうちに次第に バッグの中で他の荷物とぶつかっていないか 変な圧力がかかっていないか こすれて傷がつく危険性はないか などなど、そちらのほうが気になりだしてしまって 簡単に言えば持ち歩くのが若干怖くなってきました スマホを
ケースなしで使うのが怖いみたいな感覚に近いかな MacBookとかの
メジャーな機種なら保護ケースなどもたくさんある一方 こういうマイナーな機種では
その選択肢もほとんど無いんですよね その点でいえば、
例えばこの3年近く普段使いしているノートパソコンは 質感は特に良くも悪くも無いんですが その分傷や汚れを
特に気にせず気楽に使うことができているので 単純な「道具」として
ノートパソコンを見る場合こちらのほうが扱いやすい この
「質感が良すぎると逆に少し扱いづらい」というのは このRazer Bladeを
実用していくなかで初めて気づいた視点でした …まあとはいえ質感の良さは
高級機のひとつの大きな魅力ですから この部分は「デメリット」というよりは 「実用上の注意点」といったところかな そして最後に4つめ これは確か購入直後のレビューでも触れましたが 外出先で使うには
ファンの音が大きすぎること これは実際に高負荷時の
駆動音を先に聞いてもらったほうがいいでしょう 10秒程度お聞きください ジェット機でも飛び立つのかという音量ですよね しかもデスクトップPCのような
低くうなるようなファン音ではなく どちらかというと高音寄りで
耳に刺さる音をしているので そういう意味ではデスクトップPCよりも耳障りです もちろん低負荷時には
そこそこおとなしくはなるんですが とはいえ
実際常時低負荷で運用するのは不可能に近いので そういう意味でも
外出先では多少使いづらさがありました っとまあ以上の4点、つまり 消費電力がデカすぎたこと 周辺機器ありきの
使い方になってしまったこと 質感が良すぎて
気軽に持ち出せなかったこと 外出先で使うにはやかましすぎたこと というのがあって、日に日に持ち運び頻度は低下 「持ち運び用動画編集機としての使用」 「デスクトップ環境と
持ち歩き環境の統一」 という当初の期待は果たされず いつの間にか
デスク固定で使うようになってしまっていました そうなってしまったのが今からおよそ半年前 …まあこの時点で
ゲーミングノートPCを導入したメリットは ほぼ消滅してしまっていると言ってもいいんですが とはいえまだメインPCから
降格させなくてはいけないレベルではありません なぜなら、改めてこのノートパソコンは最強 大半のデスクトップPCを
しのぐほどの性能を持っているためです そのため、持ち出さなくなった後もしばらくは 普通に”デスクトップPC”として
気にせずに使っていました なら今回なぜメインPCから
降格となってしまったのか それが今回の長期使用レビューの最後の話となる 「安定性」と「拡張性」の問題ですね この2点がどうしても
ノートパソコンには限界があるということで デスクトップPCに戻る判断をしたわけですが まず1つめに安定性の話から行きましょうか 先ほどの章でも見たとおりに ノートパソコンをデスクトップPC的に使うためには Thunderbolt端子に
ドッキングステーションなどを接続し そこにさまざまな機器を
接続していくというのが王道で 実際にこの環境でもそうしていました 具体的にはLANやらモニターやら大量のUSB機器やら 電源以外のすべての機器を
このドッキングステーション経由でつないでいます このような環境にしておけば このType-Cケーブル1本を抜き差しするだけで 大量の機器を一度に脱着できるので非常に便利ですし なにより見た目がすっきりしていて良い感じです ですが この1年間の実用を通して、「安定性」の面から1つ 「ドッキングステーションを
過信してはいけない」 ということが言えます つまりどういうことかというと ドッキングステーション経由で様々な機器を
接続できるというのは確かに非常に便利で 特に高性能なノートパソコンの
可能性を一気に拡張するものなんですが ただそれが「安定しているか」
というのは別な話なんですよね これはほんとに身をもってわからされました 具体的にこれまでの経験をピックアップして話すと ある日突然有線LANを認識しなくなる USB機器を認識しなくなる モニターを認識しなくなる モニターとの接続が不安定になる そもそもドッキングステーション自体認識しなくなる などなど、頻繁にではありませんが
定期的にそういうイベントが起こって そのたびに対応を余儀なくされていました …まあ大概の場合は電源を入れなおしたり
ケーブルを挿しなおしたりで治るんですが ただたまに数時間がかりで
試行錯誤をしないといけないような日もあって 特に最近になって
そういうのが増えてきてしまったんですよね おそらく接続する機器の数が
どんどん増えているのが原因なような気はしますが 朝起きて
パソコンの電源を入れたらモニターが映らなくて しばらく試行錯誤をしているうちに
時間はどんどんと過ぎていき 対処し終えたころにはすでに
その日のやる気メーターを使い切ってしまっている という地獄のようなことも複数回あって しかももはやケーブルを挿しなおしたり
電源を入れなおしたりするような あるいはケーブル自体を交換するというような
対処ではどうにもならなかったので 最近ではこのパソコンの
HDMIポートに液タブを直接続して使っていました この経験から言いたいことは改めて 「ドッキングステーションを
過信してはいけない」 ということです いや繰り返しにはなりますが、
便利なのは間違いないんですよ 高性能ノートパソコンの可能性を
最大限高められる方法ですし 安定感の度合いも
環境や使い方によっても変わってくるでしょう ただこれだけは間違いのないこととして たとえ同じ接続をする場合でも デスクトップパソコンに直接接続するのと ノートパソコンに
ドッキングステーション経由で接続するのでは 確実に後者の方が不利ということです 単純に間のデバイスが増えれば
その分不安定要素も増えますからね 購入前の時点では ドッキングステーションなどを間にかませれば デスクトップと近い環境が構築できると思っていて 実際そのようにして使っていましたが ただ長期間使ってみると 確かにデスクトップ並みの接続性は確保できても その「安定性」の面では
直接接続にかなわないというのをこの1年で痛感しました 正直ここが
デスクトップPCとの一番の差を感じた部分で 安定感命のメインPCから
降格となったいちばん大きな原因ですね それともうひとつメインPC降格の
大きな理由となったのが「拡張性の限界」です こちらはもう当たり前なんですが デスクトップに比べて
ノートパソコンは自分でいじれる部分が限りなく少なくて 機能や性能を拡張しようと思っても
なかなか難しいという話です 何を当たり前のことを、と言われてしまいそうですが これが最近になって
少しずつ実用に影響し始めたんですよね 過去何度か言及しているとおり、
うちのチャンネルの動画って 実はかなり重い編集を
何重にもかけて生み出されているので 一般的なパソコンではまともに編集画面を
動かすことすらできないほどに激重です しかもその負荷は
編集に手間をかけるほどにどんどん増大していて 最近ではこの
Razer Bladeでさえ動作が怪しくなってきました まあCPUの
Core i9 13950HXのほうはまだいいとして 特に性能不足を感じるのは
GPUのRTX 4090 Laptop 4090という名前でこそありますが、
これはノートパソコン版ですから デスクトップ版と比較すると
4070 Ti程の性能しかなくて さらに最近の動画編集ソフトって、
どんどんGPU頼りの処理が増えてきているので このところ普通に性能が足りなくなり始めました …まあもちろん、動画投稿を始める前から数えて
5年以上触っているソフトですから あらゆる軽量化策を施して
最低限まともに編集することはできているんですが とはいえその場しのぎといった感じで
根本的な解決になっていない それとメモリも64GBでは
足りない場面がちょくちょく出てきて その部分も少し気になっています このような場合、デスクトップPCなら
素直にグラボを上位のものに変えたり またメモリをさらに増設したりして対処ができる つまり拡張性に余裕があるんですが 一方でノートパソコンでは
当然そういったカスタムに限界があって 性能が足りなくなっても
ほぼどうしようもないんですよね そのもの自体を買い替える
以外の選択肢はほぼありません また今挙げた中身の拡張性以外にも 接続できるモニターの台数やその解像度の設定など 外部への拡張性に関してもデスクトップが当然有利で 例えば最新のデスクトップ向けGPUでは 4Kモニターを4台同時に それも高リフレッシュレートで
駆動させるなんてこともできるようですが それをノートパソコンと
ドッキングステーションで実現するには 少なくともあと数年は待たなくてはいけないでしょう といった感じで、途中から
ほぼデスクトップPCとして使うようになった後も いま挙げた「安定性」「拡張性」という
2つのポイントについて悩まされた結果 もはやデスクトップ的に
使うこともそろそろ限界だと感じて 今回、ゲーミングノートPCメインの環境を
辞める判断に至ったという流れでした 念のため言っておくと デスクトップと完ぺきに同じレベルの
環境は組めないと購入前から理解はしていました 本体や周辺機器の
スペックからしてそれは明らかですからね ただ今回強調したいのはそこではなくて ゲーミングノートPCを
この1年間メインとして使い倒したなかで 「スペックからは見えない限界」
というのが ”予想以上に” 予想以上にはっきりと
見えてしまったということです メインデスク環境と持ち歩き環境の
統一を目指してゲーミングノートPCを導入し 確かに部分的には
その期待通りになったところもありつつ 消費電力がデカすぎたこと 周辺機器ありきの
使い方になってしまったこと 質感が良すぎて
気軽に持ち出せなかったこと 外出先で使うにはやかましすぎたこと などが重なった結果 結局持ち歩かなくなりメインデスクに固定 さらにはデスクトップPC的に使うにしても 周辺機器との接続の若干の不安定さだったり 拡張性の低さだったりに悩まされてしまってもう限界 持ち運びもしないし かといってデスクトップとして
100%満足に使えるわけでもないと来たら もはや何のために
ゲーミングノートPCに固執しているのかわからない そのことについ最近やっと気が付いて 1年間ほど続けてきた
ゲーミングノートPC中心の環境を辞める決心をした デスクトップ中心に戻します というのがこの動画の一連の流れでした 最後に、これらの経験を通して 「結局ゲーミングノートPCは
おススメできるのか」 という話をしておくと まず「メインPC」としては
おススメしません 繰り返しにはなりますが ゲーミングノートPC自体が
ものすごいスペックをしていたとしても やはり購入前には気づけなかった
「スペックからは見えない限界」というものが 長く使えば使うほどに
はっきりと見えてきてしまった印象で メイン機としてガチガチの環境を
構築するには向かないかなといった体感でした …まあそこまでハードに
使い込まないならメインとしてもアリですが それでも一度立ち止まって
スペック以外の面にも目を向けてみるべきかな 一方で、メインとしてすでに
強力なデスクトップが1台、もしくはそれ以上あって それを補助するサブ機やバックアップ機としてなら この1年の経験を経てもなお
ゲーミングノートPCは魅力的だと感じますね そういう運用方法なら 普段はデスクトップパソコンの
安定性と拡張性の高さを享受しつつ 要所要所でノートパソコンの
フットワークの軽さも活かすことが可能ですから 実際今後はそういう運用に戻していくつもりです 「デスクトップ環境と
持ち歩き環境の統一」 というのを目指して導入して、
この1年試行錯誤してきた結果出てきた結論が 「デスクトップ環境と持ち歩き環境は
無理に統一しないほうがいい」 「ゲーミングノートはデスクトップの
補助的に使うのが合っている」 と180度転回してしまうのは何とも皮肉なものですが ただこれこそ長期間本気で向き合って
共に戦ってきたからこそたどり着いた 個人的なゲーミングノートPCレビューの終着点です というわけで今回は ゲーミングノートPCを
中心とした作業環境に限界を感じたので メイン機としての使用を辞めて
結局デスクトップに戻りますよというお話でした まあ購入前の理想と購入後の現実はかなりズレていて 結局思い通りにはならなかったわけですが ただ改めてこのパソコンを
導入したこと自体に後悔は全くありません 「ゲーミングノートPC」というジャンルの製品を 1年間ガッツリ
使い込めたこと自体かなり価値がありました しかも別にこのノートパソコンは
メインから降格したというだけで 今後も普通にサブPCとして使っていきますからね これ以上好みのものには出会えないと
思うくらいに気に入っているノートパソコンが デスクに身動き取れず
縛り付けられていたこれまでの1年からついに解放されて やっと本来の
「ノートパソコン」としての輝きを取り戻す メイン機から降格という
ネガティブなとらえ方もできますが 逆にこれがお互い
最もハッピーな展開だったのかもしれません 「ノートパソコン」はやはり
「ノートパソコン」として使うのが合っている 一見当たり前のことではありますが そのことを真に自分の体験として
深く理解することができた1年でした ってわけで愛しのRazer Bladeくん
これからもよろしく♡ それではまた次回
今回は2023年末に購入して最近までメイン機として使用していたゲーミングノートPCの長期使用レビューです。
〇今回登場したモノ(これは2024年版)
→ https://www.razer.com/jp-jp/gaming-laptops/razer-blade-16-2024
〇チャプター
00:00 冒頭
01:16 概要
04:37 期待
06:56 現実
27:21 まとめ
〇投稿者のTwitter
https://twitter.com/Saityo_Zunda
〇音声読み上げ
・A.I.VOICE
https://aivoice.jp
〇登場キャラクター
・A.I.VOICE 琴葉葵
〇動画内で使用させていただいている立ち絵
・琴葉葵:Noname 様
https://seiga.nicovideo.jp/seiga/im8015257
〇動画内で使用させていただいているBGM
・fun fun Ukelele:shimtone 様 https://dova-s.jp/bgm/play16650.html
・cheerful smile:のる 様
https://dova-s.jp/bgm/play16530.html
https://commons.nicovideo.jp/material/nc271319
〇その他素材
・いらすとや さま https://www.irasutoya.com/
・pixabay さま https://pixabay.com/ja/
・効果音ラボ さま https://soundeffect-lab.info/

22 Comments
さいちょうさんのメイン用途は外出先での動画編集用だったはずなので物理的なSSDが別のノートよりもリモートデスクトップで作業したほうが捗る説に一票(動画公開前コメント)
始まれ……
ゲーミングノートというそもそも矛盾した商品
バッグ一つで逃げ出さなきゃいけないような未曾有の出来事があっても動画投稿を続ける気なのか(困惑)
一時期ゲーミングノート持ち歩いてたのでよくわかります
動画編集にはmacbookですね…
UPSと液晶が付属してるだけの家に置く系ノートパソコン
カフェでみんなからちょっと見える位置を確保してウッキウキでカバンからこのノーパソを取り出してるさいちょうさんが余裕で想像出来る
なんならその一時間後絶望的な顔しながらあたふたしてるさいちょうさんも鮮明に
外出先での編集用にゲーミングノート使おうとした投稿者って結構な割合で1年ぐらいで後悔してるよね。
認識しないって
レーザーブレード、宇宙刑事かな?
ドッキングステーションに、そんなトラブルがあったんですね。
勉強になります。
ドッキングステーションで、イッキにいろんな外部機器を脱着すると、そりゃPCもびっくりするやろなぁ
まずUSBという規格を信用してるのがかわいい
レビューありがたいです。いつもありがとうございます!
今って結局ノートはASUSのを使ってるのかな
そう言えばメインデスクトップはどのPCつかってるんだろ、いつか紹介してほしい
(よし、これでデスクトップPCを組むというネタが出来た)
つまりデスクトップを携帯する身体を作るのが最適解
まぁ結構始めからわかりきった話やった気もするけどなぁ
特にガジェット系が好きな人ほど左手デバイスやマウス、キーボードもこだわってて、それがないと編集や作業が不便だし、その辺も持ち運ぼうと思うともはや何のためのノートなん?って感じだし
結局は用途なんですよね。
色々問題点あるけど、まずこんなもん持ち歩けん。
最近治安悪いし。
サブ機として運用する場合も、結局330W電源を一緒に持ち歩く必要があるのでは…