ゲームソフトの米エレクトロニック・アーツ(EA)は、数百人規模のレイオフを実施している。また、子会社リスポーン・エンターテインメントで開発中だったゲーム「タイタンフォール」シリーズの新作を中止する。
300-400人が削減されており、そのうち100人前後をリスポーンが占めると、事情に詳しい関係者1人が明らかにした。
同社の広報担当ジャスティン・ヒッグス氏は、「長期の戦略的優先事項に引き続き注力する一環として、組織内で一部変更を実施した」とコメント。「将来の成長促進のために、より効果的にチームを編成しリソースを配分する」と説明した。
事情に詳しい複数の関係者によれば、中止されたプロジェクトのコードネームは「R7」で、リリース直前ではなかった。
リスポーンはソーシャルメディアへの投稿で、「初期段階のインキュベーションプロジェクト2件から撤退し、一部で的を絞ったチームの調整を実施することを決定した」と発表。関係者によれば、投稿で言及されたもう1件のプロジェクトは今年に入り既に中止されている。
リスポーンは「エーペックスレジェンズ」や「スター・ウォーズ ジェダイ」シリーズで知られており、今後も引き続きジェダイシリーズの次回作およびエーペックスレジェンズの新シーズンやリニューアルに取り組む方針を示した。
EAは1月、最新のサッカーゲーム「EA Sports FC 2025」の販売低調を受け、通期のブッキング(繰り延べ分などを加えた調整後の売上高)見通しを引き下げていた。
原題:Electronic Arts Lays Off Hundreds, Cancels ‘Titanfall’ Game(抜粋)
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