張本美和 PHOTO：WTT
＜2025年4月14日（月）〜 20日（日）ITTFワールドカップ2025・マカオ／中国＞
決勝トーナメント開始の4月17日、女子シングルス1回戦で張本美和（16=木下グループ／世界ランク5位）が王曼昱（26=中国／同2位）にゲームカウント3-4で敗れた。
2021年世界卓球シングルス覇者の王は、中国選手の中でも外国人にとにかく負けない。張本もパリ五輪団体決勝を含めて過去4戦4敗で、初勝利をめざした。
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まずは8-8の場面で張本が長短の下回転サーブ2本でエースを奪い、チキータを決めて先制する。
2ゲーム目は「みわパンチ」とも言うべきフォアブロックも出て、ここも11-5で取る。
176cmの身長を生かした堅守からのカウンターで張本は第3ゲームを奪われるが、次は要所をバックストレート攻撃で得点し、14-12で奪取する。
かつての女王撃破まであと一つ。波状攻撃を浴びせる張本だが、壁のような守備を突き破れず5ゲーム目を落とすと、次も強打でミドルを突かれて7連続失点を許し、ゲームを失う。
迎えたフルゲーム、張本は気合とともにコースを突いた強打で攻めまくる。張本は8-10とマッチポイントを奪われて追いつくも、あと一歩届かず10-12となり敗れた。
万里の長城の一角・王曼昱からの勝利まで、あと一歩まで迫った張本。16歳は大きな経験を得て、今大会を去ることになった。
＜ITTFワールドカップ 女子シングルス1回戦＞
張本美和 3-4 王曼昱（中国）
11-8/11-5/7-11//14-12/7-11/7-11/10-12
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