
プロeスポーツチーム「ENTER FORCE.36」に所属する大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL部門のHurt選手は、ゲームにMODを導入したことが発覚したため、5月31日までの2カ月間の活動自粛を発表した。
これは3月27日に、第三者が3月6日の動画配信のYouTube映像の一部を投稿し、その中で通常のゲーム画面にはないテキストが確認され、この表示が非公式MODの使用を示すものではないか、という指摘を受け発覚したもの。
チームを運営するエンターフォースサーティーシックスは本件について確認したところ、Hurt選手は自身が所有する2台のNintendo Switchのうち、1台に非公式MODを導入したことを認めた。
該当機材は知人とのプライベートなオンライン対戦時に限り使用していたものだが、意図せず該当機材を使用したまま不特定多数とマッチングによるオンライン対戦を行ない配信した。本人は3月6日の配信を除き、同機材を用いた不特定多数との対戦は行なっていないとしているが、証拠の提示は困難であるという。
MODの導入は、任天堂が定める「ニンテンドーネットワーク利用規約」に違反するものであるほか、ほかのオンラインプレイヤーに対して不信感や不安を与えかねない重大な行為であるため、ENTER FORCE.36は本件を重大な事態として受け止め、本人の深い反省の意思を考慮したうえで、指導および活動自粛措置を実施。ゲームメーカーが定める規約およびガイドラインの再確認と徹底指導、利用規約に反するツールの使用禁止の文明化およびコンプライアンス指導/倫理教育の強化を行なうとしている。
一方活動自粛としては、大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALのオンライン対戦(だれかと)および有志作成のレーティング対戦Webサービス「スマメイト」の利用停止、同タイトルを採用するすべての大会への不参加を決定した。参加決定済み、招待を受けている大会については主催者の判断を尊重し従うとしている。
https://t.co/tl430aADaJpic.twitter.com/9sy2I60pxm
— E36/Hurt (@Hurt_ssb)April 1, 2025

WACOCA: People, Life, Style.