藤井竜王のA級昇級が懸かった一戦は終盤の難所に突入 第80期順位戦B級1組
————————————————————–
角換わりからの激しい攻め合いに
第80期順位戦B級1組(主催:朝日新聞社、毎日新聞社)の最終13回戦が3月9日に、東京・大阪の将棋会館で一斉に行われています。本日の組み合わせは下記のとおりです。
■3人に絞られた昇級争い
順位戦B級1組は、上位2名がA級に昇級し、下位3名がB級2組に降級します。自力昇級の権利を持っているのは藤井聡太竜王と稲葉八段、両者のいずれかが敗れた場合、3番手の千田七段にチャンスが巡ってきます。藤井聡太竜王は自身が負けても稲葉八段または千田七段が敗れれば昇級となります。昇級争いはこの3人に絞られました。
■スピード感満点の桂跳ねで開戦
藤井聡太竜王は佐々木七段との対戦です。角換わりを志向した先手番の佐々木七段は、序盤早々に▲3五歩と突き捨てて開戦のゴングを鳴らします。まだ午前10時40分。この手を見た藤井聡太竜王は昼食休憩を挟み1時間半を超す長考に沈み、△同歩と応対します。それを見て佐々木七段はすぐに▲4五桂と跳ね出し、佐々木七段が本局のために温めた速攻策が明らかになりました。
Video: https://youtu.be/F_cuHwZTvZg
WACOCA: People, Life, Style.