第100回全国高校野球選手権記念大会

星稜は試合前に始球式を行ったOBの松井秀喜さんの目の前で、しっかりと自分たちの力を発揮し、校歌を響かせた。相手投手を攻略して11安打9得点で快勝。石川大会5試合53得点と猛威を振るった打線は甲子園でも健在だった。

 打線に火がついたのは同点とされた直後の三回。3番内山の適時二塁打など3本の長短打を集めて3点リードすると、四回にも2点を追加。六回には4安打を集めてだめ押しの3点を奪った。適時打など3安打した鯰田(なまずた)は「好機では皆が声を出し、ベンチを飛び出るぐらいの勢いで盛り上がった。打者を打たせるベンチの雰囲気づくりをチームとしてできるようになった」と声を弾ませた。

 松井さんの1学年下で、共に甲子園で戦った林監督は、前日に電話で松井さんから「気負わず、浮つかずに。俺が始球式をするのは関係ないぞ」と激励された。

 そのメッセージを伝え聞いたナインは、攻撃だけではなく守っても無失策と落ち着いたプレーで期待に応えた。林監督は「試合に集中し、星稜伝統の守りも見せることができた」と、あこがれの先輩の前で力を発揮した選手たちをたたえた。

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