プロ野球ニュース 【巨人】ラム肉をありがとう 自由契約のテームズから若手に託された未来
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巨人のエリック・テームズ外野手(34)が23日、日本野球機構(NPB)から自由契約選手として公示された。
新外国人のテームズは1軍デビュー戦となった4月27日のヤクルト戦(神宮)で2打席連続三振に倒れた後、レフトの守備で打球を追う際に負傷交代。右アキレスけん断裂と診断され、手術を受けるために4月30日に米国に帰国していた。
今年はコロナ禍で来日が遅れて3月末に来日。隔離期間を経て2軍で調整を進める中で、1軍昇格前最後の2軍戦出場となったのは4月25日のイースタン・日本ハム戦(鎌ケ谷)。この試合に臨むにあたり、あと2本となっていた鎌ヶ谷スタジアム通算2500号本塁打を放てば高級ラム肉100人前をゲットできると知り、スモークと2人で「俺が打つ!」「いや俺だ!」と盛り上がった。
ウレーニャがまず本塁打を放って王手をかけると、場外へ特大のメモリアル弾をたたき込んだのはテームズだった。「鎌スタ通算2500号本塁打達成賞」として特上ラム肉100人前(25キロ)が贈呈された。
メジャーでも実績のあるテームズとスモークが、ラム肉を巡って熱くなったのには理由があった。「ジャイアンツの寮に届けて若い選手たちに腹いっぱい食べさせてあげてほしいんだ」。試合後、テームズは2軍スタッフにそう依頼した。どちらが若手選手たちにプレゼントを贈ることができるかを競っていたのだ。
粋な計らいに若手は大喜びした。スモークは来日できない家族に会えない都合で、テームズは大ケガで無念の帰国、自由契約となったが、両選手ともに、一緒に汗を流したファームの若手選手を見て大きな可能性を感じていたという。
テームズは記録上は1軍出場わずか1試合、2打数無安打2三振という結果に終わったが、その優しさや思いは確実に未来を担う若手に受け継がれている。

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