2009年6月発売 MYRD4 渡辺勝/渡辺勝
https://diskunion.net/portal/ct/detail/IND3365

渡辺勝:Vo, G, Pf
船戸博史:B
古澤良治郎:Ds
川下直広:Sax
松倉如子:プロデュース

岡林信康のツアー・メンバーに始まる音楽活動40周年の2009年、はちみつぱいに遺した名唱で知られるシンガー・ソングライター(よりはシャンソニエの呼称が相応しい)、渡辺勝の、この数年活動を共にする歌手・松倉如子のプロデュースによる、オリジナル・アルバムでは8年ぶりのアルバム。
船戸博史とのデュオ、さらに川下直広と古澤良治郎が参加した演奏で録音は行われ、最後に渡辺勝の伴奏で松倉如子が歌った1曲を加え新曲6曲含む全13曲。それは40年の集大成でも、声高に最高傑作と叫ぶものでもなく、これから始まる新しい渡辺勝の初作として、その今をお届けするものです。J・ブレルのカバーや、アーリータイムス・ストリングス・バンド時代の「逢えてよかった」「群青の空」「僕の家」など自曲のカバーは、決定的となる録音となりました。

■はなれているとやさしくなれる、と歌う渡辺勝は、歌うことが大好きな、やさしい人なんだと思いました。現代から不確かなものを取り除いていくと、このアルバムの中のような歌の景色になるのかもしれません。
友部正人

1.空き地
2.ジャン・ジョーレスは殺された
3.逢えてよかった
4.祭りの夜
5.群青の空
6.ぼくの手のひらの水たまり
7.雫
8.亡命
9.夢
10.乙女の祈り
11.冬のバラ
12.転校生
13.僕の家

WACOCA: People, Life, Style.