5年目の進化について本紙に語った正木
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 ソフトバンクの正木智也外野手(26)が本紙のインタビューに応じ、打撃好調の要因などを語った。昨季は左肩手術による長期離脱があり、今季も右足の蜂窩(ほうか)織炎で開幕から出遅れたが、5月中旬の合流後は攻撃的な1番として活躍。29試合に出場し打率・307、7本塁打、20打点と好成績を残している。逆境を乗り越えてつかんだ“5年目の進化”に迫った。   (聞き手・木下 大一)

 ――リーグ戦再開となった日本ハム3連戦は10打数5安打3四球と活躍。キャリアハイに並ぶ7号アーチも放った。「後ろに残すイメージ」にして良くなったと話していたが。

 「(無安打だった)初戦が終わった時に見え方が悪いなと思い、帰りのバスで映像を確認したんです。調子がいい時と見比べて前に突っ込んでいました。1軍に上がる前は、前に突っ込まないように“後ろから打つ”とやっていたんですけど、インコースとかを攻められて前でさばきたいと、無意識になっていた。そこを修正した感じです」

 ――2戦目に打球速度183・8キロの左前打、3戦目には181キロ超えの中越え三塁打と今年は打球が速い。

 「ちょっと打ち損じても(内野の間を)抜けていけばベストですし、捉えた打球であれば、スリーベースの時みたいに外野が捕るのが難しい打球も打つことができるので。去年までは外野フェンスの手前で捕られるフライが多くて。今年はそれが柵越えになったり、長打になっているのが好調の要因かなとも思っています」

 ――昨季はスイングの際に左肩を脱臼して長期間リハビリ組で過ごした。そこでの計画的なトレーニングが自身にとってプラスになったと言っていた。

 「この1年でこんなに打球速度が伸びたので、本当にトレーニングって大事だなって思いました。もっともっとトレーニングして、もっと打球速度を上げたいと思います」

 ――スイングで左肩を痛めてから、手を離さないようにしたことも打撃面でプラスになったとの声も聞く。

 「それもあります。(以前は)手を離していたことで、少しボールに力が伝わらなかった部分もあったんですけど、インパクトの強さが変わったというか。今は絶対、手を離さないって決めてるので。その分、ボールに当たった時の強さができてきたかなとは思います」

 ――最近では小久保監督が低めの見極めを褒めていた。

 「みんなからも言われるようになりましたし、そこは自分でも感じてきています。要因としては、去年リハビリ中にめちゃくちゃ(1軍の)試合を見ていて。(柳町)達さんとか凄く打っていましたけど“この人、マジでボール球振らないな”って(笑い)」

 ――慶大の2学年先輩でもある柳町は昨季最高出塁率のタイトルを獲得した。

 「あんなバッターになれたら率も残せるんだろうなって思っていたんです。ボール球を振らないと思うのではなく、ストライクゾーンの中でも打てないような難しいボールはまず振らないと入るようにはしてます」

 ――早くも自己最多タイの7本塁打。通過点だろうが、キャリアハイ更新も目前。この先に向けての自身に関する思いは。

 「今いい感じで来ているし、もっともっと上を目指したいと思っています。2桁打てて、15本、20本と積み重ねていけたら最高だなって思います。あとはやっぱり、もうケガだけは絶対にしたくない。そこは本当に強く思っています」

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