2年後の東京パラリンピックの会場を満員にしたい。
目指すのは名実ともに「世界一の選手」誰もが「生で観戦したくなるような選手」だと渡辺さんは語る。車いす陸上の魅力は、なんと言っても風を感じるスピード感。
レース中坂道では時速60キロを越えることもあるという。まさに人類最速の男ボルトをも越える速さだ。渡辺さんは19歳の時、交通事故で一生歩けないという現実に絶望していた頃、車いす陸上と出会った。その時、健常者よりも速く走れる自分の姿に生きる喜びを感じたと言う。そんな渡辺さんには「世界一になる」という大きな目標と共に「障害者が持たれているイメージを変えていきたい」という強い信念がある。
障害者に対して世間の人が過剰に反応することを疑問に感じたことがあったという。
健常者でも、障害者でも「困っている人がいたら助けてあげたい」そう思える人が増えて欲しい。そうすれば、障害者と健常者の垣根もなくなるはず。そんな理想の社会を築くためにも自分が「世界一」にならなければならない。「世界一になった男の言葉と、ただの障害者の言葉では全く説得力が違うでしょ?」2年後の東京パラリンピック満員の会場で一番にゴールする渡辺選手の姿を期待したい。

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