今回は、これまで誰も聞いたことがない内容です
本人的には、神回です(笑)
あくまでも古事記ベースですけどね^^

【阿遲鉏高日子根神】迦毛大御神_誕生秘話
【天若日子】【古事記】【アジスキタカヒコネ】

古事記に、アジシキタカヒコネは「迦毛大御神」だと記されています。迦毛大御神と言えば、京都の上賀茂、下鴨神社が有名です。国譲りを解説するに当たって、天若日子、アジシキタカヒコネに拘っている理由はここにあります。古事記に記載の大御神は三柱の神です。イザナギと天照、そして、迦毛大御神です。単純に言えば最高神の扱いの天照やイザナギと同等の扱いと言えます。ところが、アジシキタカヒコネは国譲りに不要な登場と言われます。国譲り自体を考えた時、ストーリー的に不要と捉えることは可能ですが、大御神のアジシキタカヒコネが登場していることから何らかの意味がある考えています。

わたし自身は決して不要な登場として位置付けることはないです。

此之阿遲鉏高日子根神者 今謂迦毛大御神者也
*此之(この)阿遅鉏高日子根神こそ者(は)、今に謂(い)へる迦毛大御神(かものおほみかみ)者(は)也(や

大御神の登場を国譲り物語と無関係として不要とすることは浅はかな見解だと位置付けています。なぜ浅はかな見解だと位置付けるのかを含めて、一度、国譲り、日本神話に関するポイントを指摘しながら、若日子、アジシキタカヒコネ、下照比売(高比売)について、古事記ベースでの整合性を見出します。

このチャンネルをご視聴の皆様は、日本神話に関心がある方が多いと思います。大変ありがたいことですが、日本神話に関心がない方が関心を持つこと。今まで日本神話は難しいと思って避けていた。面白いと思わなかった。その様な方々を対象にしたお話しもしたいと思っていますので幅広い層を対象にしています。その入口として古事記が最適だと考えています。何とか文書とか、口伝なり風土記なり、何でも良いですが、たったひとつの文献や口伝を信じ切っているなら翻弄されていることになります。古事記に拘るだけでは不充分であることを重々承知していますが、先ずは日本国が編纂した古事記。古事記を基礎に紐解くことで、今まで日本神話は難しいと思っていた方々であっても、日本神話全体に対する思考のベースが出来ます。思考のベースを作るために古事記の国譲りに拘って解説しています。この手順で日本神話の捉え方の基礎が出来ると、その後は個人個人で整理することが可能になります。数多くの説に翻弄されることはなくなります。日本神話の捉え方、考え方のベースを知らずに、何かひとつの文献に拘ると、頑なに頑固な捉え方しか出来ないようになります。この様な方は結構多いです。


 タイトルは『国譲り神話』
 *参考文献:古事記☆全4話で配信

【第1話】豊葦原中國は誰が統治する

【第2話】摩訶不思議・よみがえる神

【第3話】激震!二柱の大御神

【第4話】(最終話)弥栄ひゅ~

<神芝居劇団028>
神代は終わらないチャンネル対応の劇団を発足

<山口 翔>
播州赤穂を拠点に活動。
映画『赤穂夢物語り』原作、脚本、総合プロデュース(総指揮)を手掛ける

#国譲り #アジシキタカヒコネ #迦毛大御神

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