島根県出雲市出身で元ソフトバンクホークスの投手、和田毅さん。引退後、初めて自らの名を冠にした「和田毅杯」が行われ、小さな球児たちが躍動しました。
11月、現役を引退した元ソフトバンクホークスの和田毅さん。島根県出身の43歳です。浜田高校に進学すると高校3年生の時に出場した甲子園でベスト8入り。メジャーリーグでのプレー経験もあり、22年間にわたってプロ野球で投手として活躍しました。先週末には引退後、初めて地元に帰ってきました。これまでの功績をたたえ島根県の丸山知事から「島根県功労賞」が贈られました。
島根県 丸山達也 知事
「子供たちに大きな夢と希望を与えました。その功績は、誠に偉大でありこれを称します。ありがとうございます」
和田さんは、野球以外にも地元・出雲市の病院を訪れ、入院中の子どもたちにエールを送ったり、投球数分のワクチンを寄付したり、さまざまな社会貢献活動を精力的に続けていることでも知られています。
和田毅さん
「このような賞を頂けることをすごく驚きましたし、プロ野球選手としては終わりましたけど、これからの人生の方が長いと思いますので、今後も地元出雲市に還元していきたいと思っていますし、ワクチンの活動もやってますし、和田杯の方もやっているので、できる限り継続していきたい」
その後、主催する「和田毅杯」の会場にやってきた和田さん。この大会は、島根県内のスポーツ少年団の交流や野球の技術向上などを目指し2005年にスタート。20回目を迎えた今回は、出雲市内外から16の少年野球チームが参加しました。
決勝に勝ち進んだのは、益田市と大田市のチーム。互いにチャンスをつかむも、守備がさえわたり、6回まで1対1と接戦にー。しかし、延長7回。益田市のチームが連打。白熱した戦いを制しました。
優勝チームの選手には、和田さんが1人ずつ、メダルをかけていました。MVPに選ばれた6年生の寺岡駿平くんには粋なプレゼントもー。
寺岡駿平くん
「サインボールだけでもうれしかったけど、ネックレスも渡されたので一生の思い出になりそうです」
和田毅さん
「夏の甲子園の大社高校の試合を思い出しましたね。あの時と同じといっても過言じゃないくらいの手に汗握る素晴らしい好ゲームだったと思います」
今後の活動について、まだ明らかにしていない和田さん。子どもからはこんな要望がー。
日髙流心くん
「10年後には、和田監督の下で選手としてプレーができるようにがんばりたいと思います」
和田毅さん
「とんでもない夢を自分に押し付けてきたなと思いましたけど、そう思ってもらえるのはすごくうれしいですし、10年後この発言が使ってもらえるように頑張りたいと思います」
和田さんは現役は退きましたが、来年も「和田毅杯」を開催するということで、これからも野球の発展や地元の活性化を目指し活動を続けていきたいと話していました。
(2024年12月9日放送 One LIFE&NEWSより)
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