【西武】投手陣は奮闘も悩ましい〝極貧打〟 あまりに高い「4連勝」の壁(東スポ)

西武にとって「4連勝」は高い壁となってしまっている。23日の楽天戦(ベルーナ)でチームは1―2と惜敗し、借金は再び41に膨らんだ。

 同じ本拠地で行われた前日22日のオリックス戦で今季初の同一カード3連勝に成功。わずかながら波に乗りそうな気配を漂わせたが、今季3度目の〝連勝チャレンジ〟でも「3」を「4」に伸ばす作業は困難だった。

 ブルペンデーのため5投手を投入した投手陣は5月1日以来の先発となった松本航が初回に辰己の先制ソロを被弾。4回に2番手・水上が小郷の適時打で2点目を失ったものの以降は無失点継投で打線の援護を待った。

 しかし、その打線は楽天4投手の前に散発4安打。得点は8回二死満塁から山村の押し出し四球による1点にとどまった。

 渡辺久信監督代行(59)は打線について「序盤からいかないといけない。今日は(藤井に)簡単に打たされていた。先発ピッチャーへの入り方が良くない。コーチを含め選手も分かっているんだけど、なかなか得点がついてこない」と顔をしかめながら、3連勝を含めた直近4試合でたったの計5得点に終わっている〝極貧打〟の問題点に言及した。

 対照的にその4戦で投手陣は2試合の零封リレーを含め、わずか計3失点に抑え込んでいる。渡辺代行もマウンドで〝奮投〟し続けている投手陣に対しては「ブルペンでしのいでいくゲームだったので、今日は2点で抑えてくれれば十分です」と評し、その仕事ぶりをたたえている。

 12球団ワーストのチーム打率2割6厘、259得点(1試合平均2・4得点)が物語るように、ほぼ連日「1―0」、「2―1」の展開でなければ勝利を想定できないゲームプランはどう考えてもしんどい。

 3連勝中は中継ぎのスペシャリスト・平良の存在がプラス材料となり、相手が自軍と同様に貧打を極めるパ5位・オリックスだったことなども追い風となった。だが、目標のある上位4チームが相手となると、そうは問屋が卸してくれない。

 今季の同一カード全勝は1回。ただ2024年シーズンのライオンズには同一カード全敗が実に17回もあるという〝重い事実〟がのしかかっている。再び連敗街道に迷い込む危険性と常に背中合わせであることは、残念ながら誰が見ても疑いようがない。

西武は楽天に競り負けて、連勝は3でストップ。今季初の4連勝を逃した。

先発の松本は初回2死から辰己に5号ソロを被弾。四回にはこの回からマウンドに上がった水上が先頭・鈴木大に二塁打を浴びると、この後小郷に右前適時打で許して追加点を与えた。

 打線は初回、先発の藤井を攻めて2死一、二塁としたが、野村大が空振り三振に倒れた。二回以降は藤井の術中にはまり、2安打に抑え込まれた。

 ようやく八回に2死満塁から山村が押し出し四球を選び、1点を返したものの、反撃もそこまでだった。

西武、今季初の4連勝ならず…楽天に1点差の惜敗(西スポ)

先発の松本航は初回に2死から辰己涼介にソロ本塁打を浴び試合開始早々に先制点を失った。

 打線は初回から3回まで毎回走者を出しながらも楽天先発の藤井聖を攻略できず無得点が続いた。

 松本航が3回1失点で降板すると、2番手の水上由伸が2本の長短打を許し2点目を失った。

 2点を追いかける形となった打線はその後も藤井聖を打ちあぐね6回無失点の好投を許した。それでも8回に楽天3番手の鈴木翔天から2死満塁の好機をつくると、山村崇嘉が押し出し四球を選び1点差に。なおも2死満塁と一打逆転のチャンスが続いたが代打の栗山巧が遊ゴロに倒れこの回1点止まりに終わった。

 チームは前カードのオリックス3連戦で今季初の同一カード3連勝を飾ったが、楽天に1点差の惜敗で今季初の4連勝を逃した。

2024年8月23日
埼玉西武ライオンズ vs 東北楽天ゴールデンイーグルス
ベルーナドーム
ライオンズフェスティバルズ2024

ライオンズ スターティングメンバー
先発 松本 航
1(二) 外崎 修汰
2(遊) 源田 壮亮
3(三) 佐藤 龍世
4(一) 山村 崇嘉
5(指) 野村 大樹
6(左) ガルシア
7(右) 蛭間 拓哉
8(捕) 古賀 悠斗
9(中) 西川 愛也
監督代行 渡辺 久信

イーグルス スターティングメンバー
先発 藤井 聖
1(二) 小深田 大翔
2(遊) 村林 一輝
3(中) 辰己 涼介
4(指) 阿部 寿樹
5(三) 鈴木 大地
6(一) フランコ
7(右) 小郷 裕哉
8(捕) 石原 彪
9(左) 中島 大輔
監督 今江 敏晃

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3 Comments

  1. 残念でした~
    テレ玉で観ていましたが、応援の声量がいつにも増して大きかったですね。

  2. 無理しなくて良いです😊。
    それで無くとも 3連勝させて
    頂きましたからね😊。
    ケガ無く楽しんで野球すれば良いんです😊。今年は😊。

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