2013 大竹 FA宣言 楽天とFA交渉 11/21
広島からFA権を行使した大竹が22日、マツダスタジアムで久本と自主トレを行い、キャッチボールやランニングなど約2時間、汗を流した。

 ソフトバンク、楽天、巨人と3球団との交渉を終えたが「(結論は)まだです。悩んでいる」と熟考中の様子。23日には広島のファン感謝デーが行われるが、出席は見合わせるようだ。
広島からFA宣言している大竹寛(30)の巨人移籍が決定的となったことで、巨人の球団内ではその先の話題で盛り上がっている。

 大竹の今季の年俸は1億円。Aランクのため、人か金、あるいはその両方の補償が発生する。広島が「人」を選択すれば、巨人側から提出された新人、外国人、育成を除く28人のプロテクトから外れた選手を1人獲得できる。漏れる選手は誰か、広島は誰を取るのか。この日からオフに入った当落選上の巨人の選手も気が気じゃない。

■人的補償のプロテクト28人から漏れるのは…

 28人のリスト作成は意外に難しい。主力はもちろん、入団2年目などの若手選手もプロテクトするのが普通。現段階では戦力でなくても、10代の選手をリストから外し、もし取られるようなことになれば、ドラフトで獲得した責任を問われかねない。だから、実績を残した中堅選手が外れることがよくあるのだ。特に巨人は戦力の宝庫。出場機会に恵まれない好素材がゴロゴロいる。

 広島の補強ポイントは左投手、リリーフ投手、右の長距離打者……といろいろあるが、チーム打率.248でリーグ5位の貧打解消が最重要課題だろう。広島球団関係者が声を潜めて言う。

「28人のリストの予想では亀井、投手なら右ヒジの手術明けの福田は当落選上と見ています。この2人がリストから外れれば、真っ先に指名するんじゃないか。亀井は内田二軍監督(広島)が巨人の打撃コーチ時代にかわいがっていた縁もある。巨人は外野手の層が12球団で最も厚い。他なら広島と縁がある選手になるかもしれない」

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