特集はシリーズでお伝えしている「ファイト!夢追う君へ」。部活動や課外活動など、さまざまなことに挑戦している子どもたちを紹介しています。今回は全国大会初優勝を成し遂げた津幡町の少年野球チーム「中条ブルーインパルス」を取材しました。日本一の陰には子どもたちの自主性を重んじる指導がありました。

津幡町の学童野球チーム、中条ブルーインパルス。およそ40人の子どもたちが所属し、練習に励んでいます。この夏、忘れられない経験をしました。

「小学生の甲子園」とも呼ばれる全日本軟式野球大会。全国から51チームが参加しました。中条ブルーンパルスは石川県の予選を勝ち抜き、明治神宮球場で開催された開会式に臨みました。始球式には元メジャーリーガー、上原浩治さんも。

石川代表の中条ブルーインパルスは、接戦を勝ち抜き、初めての決勝進出を果たしました。相手は大阪代表の長曽根ストロングス。去年の優勝チームで、過去7度の優勝を果たした全国屈指の強豪チームです。決勝戦の解説は、元メジャーリーガーの松坂大輔さんが務めました。

中条ブルーインパルスのマウンドは、キャプテンでエースの服部君。先頭打者に出塁を許しましたが、落ち着いて後続を打ち取り、無失点で切り抜けました。序盤は両チーム互いに堅い守備で得点を許さず、3回が終わって0対0。緊迫した投手戦となりました。

4回ウラ、中条ブルーインパルスは、4番・寺岡君がヒットで出塁。その後、2アウトを取られますが、ランナーを2塁に進めます。バッターは7番、5年生の坂倉君。待望の先制点を奪った中条ブルーインパルス。守備でも、エース服部君を盛り立てます。

中条ブルーインパルスの倉知幸生監督。選手たちに教えてきたのは、自ら考え、行動できる野球でした。中条ブルーインパルスは、基本的に監督が選手にサインを出しません。選手たちが試合の展開を見ながら戦い方を選択しています。

5回、ランナーを1塁に置き、1番・キャプテン服部君。その後、1アウト3塁となり、3番・稲葉君。その初球にエンドランを仕掛け、3点目を奪います。試合は中条ブルーインパルスが3対0で長曽根ストロングスを破り、初優勝を果たしました。

チームは秋の大会に向けて、新たなスタートを切っていました。6年生にとっては、最後の公式戦です。笑顔でつかんだ日本一。選手たちは次の目標に向かって、すでに走り始めています。

30 Comments

  1. すごい普通のグラウンド 記事みました。自主性にまかせる。野球に教えてもらう。守備力またすごいです。

  2. 選手達、指導者共に素晴らしい。
    自分達の判断で試合を進めるって高校生でも難しいのに小学生が実行できているのは本当に凄いと思う。
    自分達で考えてプレーする力はこの先、絶対に役立つので自信を持って野球を続けてほしい!
    優勝おめでとうございます㊗️

  3. ダメ押しの追加点確実にほしい場面で3塁ランナーをスタートさせバッターはゴロを叩きつける。とんでもないレベルのことを小学生が自らやっている。恐れ入りました。

  4. 小学校の時マクドナルド杯優勝したらハンバーガー食べ放題って聞いたんだけどガチ?

  5. ノーサインでエンドランかぁ。ほんとに小学生か!?wwwバッターも、それを読み取ったランナーもスゴすぎんかwww
    優勝おめでとうございます🎉

  6. いや選手も素晴らしいが監督が凄いわ
    大した気をして能力もないくせに怒りながら指導するバカどもとは大違いだよ
    まさに学童野球の理想だ

  7. でっかい子が練習でミスしたときにどんまいって言ってるっていってたけど練習は厳しくやらないとじゃない
    試合のときはどんまいだけど…

  8. 同じ北陸です。野球を楽しくやっていて指導者として子供たちにそれをさらに伝えて行きたいと思った。優勝おめでとうございます㊗️

  9. 県大会からやってるって言っても…すげえな。あとショートの選手うますぎ。爽やかなチームだなぁ

  10. 子ども達が自分たちで考える野球という方針が凄い!全国大会でノーサインって、どれだけメンバー同士が信頼し合っているか解る!

  11. 服部くんは兄2人も野球エリートらしいので楽しみっすね
    本人も星稜で甲子園行きたいって言ってたし

  12. 相手がマクドナルドのワッペンつけてるだけで小学生からしたら威圧感感じて大変だよね
    少年野球やってた人にしかわかんないだろうけど

  13. 小学生とは思えないしっかりとした受け応えてやな!
    将来が楽しみすぎます👏🏻

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