木村文紀が引退試合で涙腺崩壊 
新庄監督が古巣ファンとの惜別時間を演出

今季限りでの引退を表明している日本ハム・木村文紀外野手(35)が、古巣西武との一戦に4番・右翼で今季初出場。17年間の現役生活の大半を過ごした西武と最後の2年余りプレーした日本ハム。縁のある両チームの今季最終戦対戦で飾る花道で、新庄監督の演出が感動を広げた。

 初回の第1打席は右飛に倒れ、右翼の守備に就く。右翼席に陣取る日本ハムファンを背にプレーした。三回裏の守りでは新庄監督は木村のポジションを左翼に移した。今度は左翼席に陣取る西武ファンの前。木村はイニング前に一礼。西武ファンも大きな拍手で迎えた。

 新庄監督は「ファイターズのファン、2年間でしたけど、その方々に守っているところを見せて、15年間木村君のことを応援してくれた西武のファンみんなに最後の姿を見せてね」とその意図を明かした。

 木村は四回の第二打席で二塁打を放った。当初から2打席の予定。現役ラストで有終の美を飾ったはずが、その裏に一度、左翼の守備に就いた。その後で、新庄監督が交代を告げた。

 引き揚げる際に、敵味方関係なく両軍ファンから大きな拍手。そして両軍がベンチ前で整列する中で、まずは三塁側ベンチで西武ナイン全員と握手して涙。続いて一塁ベンチ前で新庄監督と抱擁し、言葉を交わすと、もう号泣。涙ながらに、日本ハムナインと握手やタッチを交わした。試合中に行われた引退セレモニーのようだった。

 新庄監督は「交代した時にライオンズのベンチの前を通って、握手してもらいたいなと思って。そういう風な。僕の精いっぱいのない頭を振り絞って。どうすか?あれ。良かったですか?」と種明かし。ポジションの交代、最後に左翼を守らせ、いったん守備位置についたら交代させる。その際に、一塁側ベンチに帰る前に三塁側ベンチ前を通る。計算づくの“演出”だった。

 木村は涙の訳を語る。「こういう形で僕のことを最後に4番で使ってくれて感動しましたし、ファイターズで活躍できなかった悔しさもあった。ダブルの涙が出てきました」。様々な思いがこみ上げた涙だった。

 試合後、新庄監督のコメントにも愛であふれていた。木村とのやり取りについて、「プレーひとつにしても野球選手としてのオーラがある選手だったし、今後も次のステージで。協力できることがあれば、何でも相談してっていう話しをして今、別れました」と、エールを送った。
(デイリー)

日本ハム・木村文紀外野手(35)の引退試合が20日の古巣・西武戦(ベルーナドーム)で行われた。

 この試合に「4番・右翼」でスタメン出場した木村は0―0の4回一死で回ってきた第2打席で西武先発・渡辺勇の初球ストレートをミートし左翼手・ペイトンの左を破る二塁打を放った。

 この雄姿に両リームのファンからは惜しみない拍手が沸き起こった。

 その裏の守備で一度、レフトの守備に就いた木村を新庄監督がワンテンポ遅れて交代をコール。木村はレフトスタンドに陣取る西武ファン、そしてライトスタンドの日本ハムファンに帽子を取って感謝の意を示した。

 両軍選手がベンチ前に陣取る中を木村は守備位置のレフトから中村、栗山、松井監督らと一人ひとり握手。ファンとの別れを時間を演出した新庄監督と一塁ベンチ前で抱き合うと、こらえていた涙腺が崩壊し木村は男泣きした。

 2006年の高校生ドラフトで投手として1位指名を受け西武に入団。13年からは本格的に野手転向し21年8月に佐藤龍とともに公文、平沼との2対2の交換トレードで日本ハムへ移籍。特段、目立つ記録を残したわけではないが、その優しい人柄で誰からも愛されたプロ17年間だった。
(東スポ)

日本ハム・新庄監督 粋な演出連発で引退・木村の涙腺崩壊「協力できることがあったら何でも相談して」

【日本ハム】木村文紀が17年間の現役生活に別れ 最終打席は持ち味光るツーベース 古巣西武ファンも万雷の拍手

今月18日に今季限りでの現役引退を表明した日本ハム・木村文紀選手の引退試合が古巣・西武との試合で行われました。

2007年に埼玉栄高校から高校生ドラフト1位で投手として西武に入団し、12年には野手に転向。21年途中からは日本ハムに移籍した木村選手。この日の引退試合には「4番・ライト」でスタメン出場しました。

初回の第一打席はライトフライに倒れたものの、4回に迎えた第二打席。古巣・西武のファンも当時のタオルを掲げるなど球場全体からの後押しを受ける中、初球をレフト前にはじき返します。さらにレフトの捕球体勢が悪いと見るやいなや、積極的にセカンドまで激走しツーベースヒット。現役最終打席で通算326本目のヒットを放ちました。

この打撃に両軍ベンチ、ファン、敵味方関係なく割れんばかりの拍手が贈られました。

そしてその裏、新庄剛志監督の粋な計らいで一度レフトの守備位置に着いた木村選手。そしてイニングが始まる前に交代となり、レフトスタンドの西武ファン、ライトスタンドの日本ハムファンへ深く頭を下げました。引き揚げる際には古巣・西武ベンチ、日本ハムベンチ全員と握手や抱擁を交わし17年間の現役生活に別れを告げました。

SNSでは「両チームからこんなに祝われる引退試合、木村の人柄が出てる」「新庄監督の粋な計らいに泣いた」などといったコメントが寄せられています。
(日テレNEWS)

【日本ハム】現役最終戦の木村文紀が3回の守備で右翼→左翼へ…西武ファンの前で3度頭を下げる

現役最終戦に出場している木村文紀外野手が、3回の守備で右翼手から左翼手に回った。左翼スタンドの古巣・西武ファンから温かい拍手に包まれながら3度、頭を下げた。

 木村は西武で15年間プレーし、21年途中に日本ハムへトレード移籍。新庄剛志監督の粋な計らいで、古巣ファンの目の前で雄姿を見せた。
(スポーツ報知)

日本ハム・新庄監督「明日は4番、ライトで」 現役引退表明の木村を古巣・西武戦にスタメン起用明言

日本ハム・新庄監督が、今季限りで現役引退を表明し、18日に会見を開いた木村文紀外野手(35)について、20日の古巣・西武戦に「4番・右翼」で起用するプランを明かした。試合後、「明日は木村くんを4番、ライトでスタメンで。今のとこ2打席を考えています」と明かした。

 木村は昨季、1軍で38試合出場し、2本塁打。だが今季は脇腹、膝、足首、腰と相次ぐ故障を抱えた影響で1軍昇格はなかった。2軍では打率・250、6本塁打、20打点だった。

 会見では「ピッチャーで西武ライオンズに入団して、野手に転向して、17年間というプロ野球生活を送るとは想像もできていなかったですし、野手、ピッチャーと経験できたということは自分の中でも今後の自慢でもありますし、満足できた野球人生だったなと今、思います」などと振り返っていた。

 同戦には両親、家族を招いて最後の雄姿を披露する。
(デイリー)

2023年9月20日
埼玉西武ライオンズvs北海道日本ハムファイターズ
最終25回戦 ベルーナドーム

ライオンズ スターティングメンバー
先発 渡邉 勇太朗
1(左) ペイトン
2(遊) 源田 壮亮
3(一) マキノン
4(指) 栗山 巧
5(三) 佐藤 龍世
6(中) 愛斗
7(右) 蛭間 拓哉
8(捕) 柘植 世那
9(二) 児玉 亮涼
監督 松井 稼頭央

ファイターズ スターティングメンバー
先発 上原 健太
1(中) 万波 中正
2(二) 細川 凌平
3(三) 清宮 幸太郎
4(右) 木村 文紀
5(指) マルティネス
6(一) 野村 佑希
7(左) 松本 剛
8(捕) 郡司 裕也
9(遊) 奈良間 大己
監督 新庄 剛志

#seibulions #西武ライオンズ #埼玉西武ライオンズ
#lovefighters #北海道日本ハムファイターズ

14 Comments

  1. 木村選手の最後の打席のヒット、盗塁に泣けてしまいました👏出来ればホームインをさせてあげて、チームに迎えて貰いたかったです🙏

  2. 涙腺崩壊です…
    現地へ行く事はできませんでしたが動画を上げて下さりありがとうございます‼︎

  3. キム兄17年間のプロ野球選手生活お疲れ様でした。次も野球関連の仕事があるのではと思ってしまいますが、第2の人生での活躍も期待してます🦁

  4. 木村選手本当にお疲れ様でした
    昨年の静岡の逆転スリーランは今も鮮明に覚えています
    最後にファイターズという素晴らしいチームで終われて本当に良かったと思います
    今後は指導者として是非後進の選手や育ててほしいです

  5. 古巣とのハイタッチ!には感動するし
    両チームファンからの声援応援にも
    感動!😢

  6. 木村選手
    観に行った試合でホームラン打ってくれたの忘れません。
    今日は現地で号泣しました。

  7. 試合を中断して引退する文紀に感謝を伝える演出は素晴らしいです。

  8. 観戦羨ましいです。観たかったです。これからの人生も応援したいです

  9. 日ハムファンです。1:44の新庄監督との抱擁に泣けました。また、埼玉西武ライオンズとライオンズファンの皆様方の温かさに号泣でした。最下位ではなく、来年こそはライオンズと上位争いが出来る事を楽しみにしております。

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