「足」を最大の武器にプロの世界を夢見る選手がいる。中大の五十幡亮汰と独協大の並木秀尊。互いにライバルと認め合う2人の韋駄天が、今月26日のドラフトを前に自慢の足について語った。
 五十幡がその名を全国に知らしめたのは、埼玉・長野中のころ。野球ではなく、陸上の大会だった。東京神宮シニアでプレーする傍ら、「体を鍛えるために」と陸上部に所属。3年夏の全日本中学選手権で100メートル(10秒92)、200メートル(21秒81)で2冠に輝いた。一緒に走った中にいたのが、サニブラウン・ハキーム(当時、東京・城西中)。のちの日本記録保持者を負かしたのだ。

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