,#母校が揃って選抜出場 ロッテ高校生ルーキー投手2人が後輩たちに託す思い
母校が揃って選抜出場 ロッテ高校生ルーキー投手2人が後輩たちに託す思い
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キャンプインまで、あと5日。ここまでドラフト1位の藤原恭大外野手や大学生投手の話題が多かったロッテ新人合同自主トレだが、高校生ルーキーの投手2人、ドラフト6位の古谷拓郎投手千葉・習志野高とドラフト8位の土居豪人投手愛媛・松山聖陵高はどんな調整をしているのか。
合同自主トレ当初は「不安だった」と口にした両投手。しかし、日々練習をしていく中で古谷は「体も慣れてきましたし、練習メニューにも慣れてきました」と話し、「いろいろなトレーニングをしたり、使ったことない筋肉を使ったりで張ったりしていたんですけど、だいぶ慣れました」と声を揃えるなど、この2週間でプロのメニューへの適応を実感。「キャンプに向けていい準備ができていると思います」と語った2人の笑顔が、ここまでの調整の順調ぶりを伺わせた。
「メニューに慣れる」。これはチームにとって「予定通り」のこと。菊池2軍ストレングスコーチは「やったことがないトレーニングばかりなので、まずは体が慣れること。『野球の動き』はそのあと。キャンプ中にピッチングをするための体づくり。練習をやっても耐えられる体にしてっていうのがこの期間の目的。体のハリがそんなに出なくなってきた。順調にきていると思います」と話す。
体づくりに重点を置いてのトレーニングが続いており、実は2人ともここまでブルペンでの投球は1度もない。古谷は「しばらくマウンドの傾斜を使っていないですし、あの距離で投げる体の張りも違うので、早く投げたいとは思います」と言うものの、土居が「体づくりが一番なので、今はそこに集中します」と話すなど気持ちをコントロールしながら、しっかりと日々メニューをこなしている。
そんな中で、26日にはこれまで制限されていたキャッチボールの距離がフリーになり、遠投も解禁に。これは2月1日のキャンプインからは立ち投げも開始するという当初プランにそってのものだが、土居は「『しっかり準備を』という意味だと思って、キャッチボールをしました」、古谷は「高校の時のように投球距離など指示を受けてやるのではないので、自分の調整法などをしっかり確立してできるようにしていきたい」と、次のステップに入ったトレーニングメニューに気を引き締めていた。
奇しくも今年卒業する母校が、第91回選抜高校野球大会の出場校に揃って選出された。
「自分が夏の地区予選で