2021年5月30日(日)メットライフ 西武 vs. 阪神 3回戦

阪神タイガース2年目及川雅貴投手(20)が2番手で登板しラッキーなプロ初勝利を挙げた。
出番は3回。先発の村上が逆転を許し1死二塁の場面でマウンドへ。先頭の呉にタイムリー二塁打を浴び、その後も2死満塁のピンチを背負ったが山田を右飛に抑えピンチを脱出。さらに4回も続投し無死二塁となったが後続を抑え無失点。5回に打線が勝ち越し、プロ初勝利が転がり込んだ。

「本当にうれしい気持ちもあるんですけど、こういった形で初勝利すると思ってなかったので、少しびっくりしている気持ちもあります」
「本当に自分だけの初勝利じゃなくて、野手の方々もしっかり打って点を取っていただいての初勝利だと思っているので、すごいうれしかったです」
「本来であればピンチの場面をしっかり抑えたかったが、その後は落ち着いて投げることができた。今日の反省点をしっかり次に生かして、もっといい投球ができるように頑張りたい」

入団時から楽しみにしていたあの選手との対決もあった。スーパー中学生として有名だった及川は、中3の冬、「ビートたけしのスポーツ大将2017」に出演し森と対戦。当時の直球は130キロ台で、変化球を中前にはじき返された。あれから4年。収録の舞台と同じメットライフドームでプロ同士の再戦が実現。4回無死二塁、外角に得意のスライダーを3球続け、投ゴロに仕留めた。「特別意識はしていなかったけど試合が終わって、抑えることができてリベンジできたかな」と球界を代表する打者に成長を見せつけた。

「(ウィニングボールは)両親に渡そうかなと。これからもっと自信を持って、無失点で抑えていけるように頑張ります」

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