2021.5.21（金） バンテリンドームナゴヤ 中日 vs 巨人
先発：中日は大野雄大、巨人は畠が先発。
※映像は２回より。
中日・巨人とも両投手の投げ合いで４回表までほぼノーチャンス。
４回裏、２死よりビシエド・高橋の連続ヒットで１・２塁とするが木下が三振。
５回表、大野に無安打に押さえこまれていた２死より、今季巨人に移籍し４月に大野からＨＲを放っている廣岡が初球を振り抜くと打球は左中間スタンドに入り、この試合巨人の初ヒットが先制のＨＲとなる。続く吉川もライトフェンスへの２ベースを放つ。ここで中日ベンチは慌てず炭谷を申告敬遠、畠を打ち取り１点で止める。
５回裏、先頭の阿部がライトへヒット、１死後大野が送って２死２塁。大島が歩き、京田はセカンドへの内野安打、１塁ヘッドスライディングでセーフ。２死満塁とするが、福田が三振で得点ならず。
７回裏１死、大野の代打・根尾がライトへの２ベース、続く大島もレフトへ同点タイムリーを放ち、１－１の振り出しに戻す。畠はここで降板、左の京田を迎え、高梨をマウンドへ。ここから原監督の鬼継投が始まってゆく。京田は意表をついてスクイズをしかけるもファウルとなり作戦は失敗。その後三振に倒れる。高梨はワンポイント、続く福田には鍵谷を充てる。福田も三振でこの回は同点どまり。
８回表は又吉が無失点。その裏は中川が３人で片づける。
最終回、中日はライデル・マルティネスが簡単に３人をピシャリ。中日の負けはなくなった。
その裏、巨人は米国市民権取得のため４月中旬から渡米、再来日したデラロサを復帰早々マウンドへ。練習不足であろうか身体も重そうに見える。先頭の阿部にヒット、代走は快足の髙松が入りサヨナラを狙う。打者はバント名手の三ツ俣。期待通り送って２塁に髙松。続く根尾を迎え、原監督鬼采配、デラロサを降ろし左の大江を送る。大江は根尾をセンターフライに打ち取る。ここで原監督自らマウンドへ行きバッテリーに指示を送りもう一度気合を入れさせる。続く大島は申告敬遠で２死１・２塁。代打は切り札の福留。大江は福留の貫禄にビビったか、四球で歩かせ２死満塁。原監督大江を降ろす。残る投手は２人。最後の最後。桜井をマウンドへ。打者・福田。両者とも気合の入る場面で福田はレフトフライに倒れ、ゲームセット。１－１で引き分けとなった。
巨人は畠の１失点の好投から６人の継投で何とか負けを回避した。打線は大野らの前にたった４安打でほぼノーチャンスだったが対大野に実績のある廣岡がまたもホームランを放ち、存在感を示した。その継投、高梨1/3、鍵谷1/3、中川１回、デラロサ1/3、大江1/3、桜井1/3と中川以外１人１殺と負けないための執念が垣間見えた。
中日は８安打と巨人を上回ったが、巨人の小刻みな継投にかわされた。大野はコンディション不良からの復帰マウンドで伸びのある球とキレのある変化球が冴え巨人打線を廣岡の１発だけに押さえた。
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