プロ野球ニュース 【侍ジャパン】高木豊氏が解説…栗原陵矢、初球バント成功で勝負決めた
https://www.youtube.com/channel/UCvGSd4HiJqSiTamECX5eZDw?sub_confirmation=1 ◆東京五輪 野球 決勝トーナメント 日本7x―6米国(2日・横浜スタジアム)
甲斐が決めた! 野球日本代表「侍ジャパン」が準々決勝で劇的サヨナラ勝ち。プロ参加の五輪では米国に初勝利を挙げ、金メダルへあと2勝と迫った。
日本はタイブレークに入った10回、今大会初出場の栗原が代打でバントを決めた。心臓が飛び出すくらいのプレッシャーだったと思うが、初球で決めたのは本当に素晴らしい。あれでほぼ勝てる状況になった。忘れてはいけないのは、やっぱり日本はスモールベースボールを大事にしないといけないということだ。
初回、2回とタイブレークと同じ無死一、二塁から強攻して併殺。シーズンならいろいろな考え方があっていいが、やはり国際試合。初回からどう1点を取るか考えることが大事だ。特に2回は打者・菊池涼でスリーバントしてでも送りたい局面。何点差があってもセーフティーリードとは言えない戦いだけに、1点を取ることにもっと執着してほしい。
それにしても、栗原にしろ決めた甲斐にしろソフトバンクが勝っている要因というか、さすが強いチームの選手だなと感じる。9回、柳田の同点打となった二ゴロも状況のバッティング。最低こうすれば点が入るというプレーをやってくれた。
内容はともかく勝ち方としてはいい勝ち方。サヨナラは盛り上がるし、控え選手も活躍した。鈴木誠に一発が出て、岩崎、千賀、大野雄と投げていなかった投手も投げられた。苦戦はしたが収穫の多いゲーム。この勢いで金メダルをもぎ取ってほしい。(アテネ五輪野球日本代表コーチ、スポーツ報知評論家・高木豊氏)
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