プロ野球のFA=フリーエージェントの選手獲得に伴う補償としてロッテの酒居知史投手が楽天へ、楽天の小野郁投手がロッテにそれぞれ移籍することになりました。 このシーズンオフのフリーエージェントで、ロッテは楽天から美馬学投手を、楽天はロッテから鈴木大地選手をそれぞれ獲得し、補償として両球団とももう一方の球団がプロテクトした28人以外から1人、選手を獲得できることになっていました。 そして19日、ロッテの酒居投手が楽天へ、楽天の小野投手がロッテへそれぞれ移籍することが発表されました。 酒居投手は大阪府出身の26歳。大阪ガスから平成29年にドラフト2位でロッテに入団し、3年目の今シーズンはリリーフで54試合に登板して5勝4敗20ホールドをマークしました。 また小野投手は福岡県出身の23歳。西日本短大付属高校から平成27年にドラフト2位で楽天に入団し、昨シーズンから2年連続で2軍のイースタン・リーグで最多のセーブを挙げたほか、今シーズンは1軍でも13試合に登板しました。 ロッテ・楽天間で7人が移籍 このシーズンオフ、同じパ・リーグのロッテと楽天の間では選手の移籍が活発に行われ、ロッテの3人の選手と楽天の4人の選手が入れ代わる形になりました。 ロッテから楽天へは、 ▽鈴木大地選手がFA=フリーエージェントで、 ▽涌井秀章投手が金銭トレード。 ▽3年目の酒居知史投手がFAでの選手獲得に伴う補償として移籍します。 一方、楽天からロッテへは、 ▽美馬学投手がFAで、 ▽5年目の小野郁投手がFAでの選手獲得に伴う補償として移籍するほか、 ▽リリーフのハーマン投手が自由契約を経て、 ▽2年目の西巻賢二選手は楽天を戦力外となりテストを受けてロッテに入団しました。 ロッテの松本尚樹球団本部長は「うちも楽天も本気で補強した結果、激しい展開になったが、プロ野球界にとってはいいことだと思う。選手にとって何がいちばんいいかを考えながら、これからも積極的にやっていきたい」と話していました。
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