プロ野球ニュース 【西武】3年目右腕の渡辺勇太朗が7回途中2失点 後半戦の先発ローテ入りへ「いいステップになった」
https://www.youtube.com/channel/UCvGSd4HiJqSiTamECX5eZDw?sub_confirmation=1 ◆エキシビションマッチ 阪神3―2西武(30日・甲子園)
西武の渡辺勇太朗投手が、初めての1軍戦先発で7回途中2失点と好投。後半戦の先発ローテ入りに大きく前進した。
打者25人に85球、8安打2四球5奪三振の投球内容に、渡辺は「悪かったところも良かったところもありました。いいステップにはなったんじゃないかなと思います」。
6月の1軍デビューから中継ぎで8試合登板したことで、心身ともに成長した。「2軍で先発した時は、先のことを考えすぎて打者1人1人と勝負できていなかった。1軍の試合で、それを再認識できた」。さらに、短いイニングを全力で投げることで「全体の出力が上がって、アベレージで150キロが出るようになった」という。
この日もMAX151キロの直球に140キロ前後のカットとスプリットを軸にした力強い投球。「テーマだった左打者の内角へのカットと直球の出し入れができた。四球も少なかった」と収穫をあげた。
一方で、4回2死一、二塁の場面で「タイミングを間違えて」ベースカバーのいない一塁にけん制球を投げて失点(記録は悪送球)するミスや、「糸原さんの適時打(3回)は勝負球が浮いてしまった」と反省点も。
浦和学院高時代の恩師・森士監督が先日、今夏の甲子園を最後に勇退することを表明した。「野球部を辞めそうになった時に引き留めていただいた。あの時に辞めていたら今の自分はない。寂しいけど、お疲れさまでしたと言いたい」と振り返るプロ3年目の20歳。ユニホームを脱ぐ恩師にプロ初勝利を捧げることが、この夏一番の目標になる。
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