2021年3月9日(火)、西純矢先発、阪神タイガースVS広島東洋カープ

創志学園時代に甲子園をガッツポーズで沸かせた右腕が、マウンドで雄たけびを上げた。5回2死二、三塁。3回に満塁弾を食らった5番クロンを空振り三振。フルカウントからの狙い通りに7球目スライダーを外角低めに決めると白木のバットはクルリと回った。粘り腰の5回6安打4失点。課題と収穫がない交ぜとなり、西純は「収穫点は、何回かピンチがあったんですけど、粘って投げられたというところは良かった。ああいう内容でしたけど、5回の最後まで投げられたのは良かった」と遠慮気味に振り返った。
開幕ローテの可能性も残された。開幕まで3週間を切ったが矢野監督は「今のこのプロの年数からして成長はかなりしていると思う。もうちょっと見てみたい」とうなずいた。開幕投手藤浪が正式に決定。そのヤクルト戦は青柳、秋山と続き、2カード目の広島戦は西勇、チェンの順番でマウンドに上がる見込み。残されたあと1枠を西純や伊藤将、ガンケルらで争う構図だ。西純は「最後の最後まであきらめずそこに食らいついていきたいなと思います」と爽やかに決意を示した。プロ0勝の19歳が開幕ローテへ。虎党がロマンを抱くストーリーはまだ続く。

https://www.nikkansports.com/baseball/news/202103090000778.html

#西純矢 #甲子園 #阪神タイガース

WACOCA: People, Life, Style.