もの凄いスライダーと言えば伊藤智仁、ダルビッシュ有、前田健太、西口文也、松坂大輔などいるがしかし全員右投手である。
今回は左腕の凄いスライダーと言えば、岩瀬仁紀や松井祐樹が記憶に出てくるが先発ではあまりいないだろう。
それも野口のスライダーは岩瀬や松井とも違う独特な曲がり方をするスライダーだ。
1990年代後半から2000年代前半、当時の星野政権だった中日は投手王国と化していた。その中で山本昌、今中慎二、川上憲伸などといった名だたるピッチャーを押しのけてエースとして活躍した。
1999年には19勝を挙げ中日の優勝に貢献、リーグMVPを獲得。
活躍したシーズンは決して長くなかったが間違いなく全盛期の野口のスライダーはプロ野球の歴史においても屈指のキレを誇っていた。

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