(セ・パ交流戦、ソフトバンク7-5巨人、3回戦、ソフトバンク3勝、12日、ヤフオクD)ソフトバンクは12日、巨人最終戦(ヤフオクドーム)に7-5で勝利して6連勝を飾り、両リーグ最速の40勝に到達した。「2番・右翼」で先発出場した城所(きどころ)龍磨外野手(30)が一回に3号、三回に4号と2打席連発の2ランを放ち、4打数3安打4打点の大暴れで勝利に貢献。敗れた巨人は4連敗で、借金1となった。
お立ち台に上がった2人が「熱男(あつお)」ポーズを決めた。主役は“本家”の松田ではなく、2打席連続アーチの城所だった。
「お客さんもびっくりしたんじゃないですか。(この日まで)通算でも3本でしたからね」
一回無死二塁で右翼テラス席に先制の今季3号2ランを放つと、三回一死一塁で4号2ランを右翼席へ。昨季までプロ12年で通算1本で守備の人として過ごしてきたが、今季は打撃開眼。1試合2発も4打点も自身初だ。安打数、本塁打数、1試合4安打…。次々とキャリアハイを更新し、主力以上の声援を集める人気者になった。
「先日、キドコロ○○中というTシャツが出ましたので、みなさんお買い求めください!」
「キドコロ活躍中」や「キドコロ熱男中」とプリントされたグッズも発売。ブレークしたのは、9年ぶりの一発となる1号を放った5月18日の日本ハム戦(ヤフオクドーム)から。お立ち台で並んだ岐阜・中京高の先輩、松田は「もうない」と断言していたが、アベック弾で再現した。
「もうない、もうない。だからきょうは雨」と冷やかした先輩は、後輩の頑張りも認めた。「準備をしている、努力をしているから」。城所はナイター明けのこの日も午前7時半に球場入り。数年かけて肉体改造も行ってきたが、日々の積み重ねで才能が開花した。
「エアロバイクをこいで、体幹トレーニングをして、アーリー(早出特打)という流れ。スタメンで出ているとか関係ない。出られる保証はないから」
“時の人”の活躍で6連勝のソフトバンクは巨人戦も2年連続の3連勝。今季最多の貯金25で、交流戦の勝率1位マジックを「5」とした。何でもありの強さだ。
2016年6月12日
ソフトバンクホークス対読売巨人軍
交流戦 3戦目
ヤフオクドーム
巨人応援席からの観戦です。
7対5で ホークスがジャイアンツを3タテ。
プロ13年目、城所の2打席連続ホームラン。
松田14号。
巨人も坂本1号、長野5号と意地を見せる。
最大の見せ場は、8回。
好投の武田を責め、2点差で2死満塁。
変わった森福が気迫で、阿部を1球でしとめる。
最後は、絶対的守護神・サファテでホークス勝利。
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