プロ野球の自主トレーニングが佳境に入っている。1月20日、京都市伏見区の伏見桃山城運動公園のグラウンドで楽天の5選手が自主トレに励んでいた。二塁手で3度のゴールデングラブ賞を獲得した藤田一也の姿もあった。
藤田は特製の「板グラブ」を左手にはめ、捕球の基礎練習を始めた。捕球面が平らな「板グラブ」は通常のグラブと違って、ボールが収まる「ポケット」が無い。捕球自体が難しいうえに、すぐに投げる右手にボールを持ち替えなければならない。捕球から送球へ、丁寧かつ素早い動作が必要になる。
 そのグラブで、フワッと浮かしてもらったボールを、着地直後にキャッチ。即座にネットへ向かって投げる。約15分間、没頭した。

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