中日 × ソフトバンク 19歳濱田プロ初先発 2014/5/25 得点ハイライト
◆交流戦 中日2―1ソフトバンク(25日・ナゴヤドーム)

 この日一番の拍手に送られてベンチに引き揚げた。19歳左腕の浜田は、7回まで2安打無失点。8回2死から長短打を浴びて1失点。交代を命じられて悔し涙を見せたが、堂々の白星だ。10代投手の初先発から3連勝は、中日では87年の近藤真一(現・真市=中日投手コーチ)以来27年ぶりの快挙。「(2度目の完封?)ちょっと頭にありました」。チームを今季最多タイの4連勝に導いた。

 2月の沖縄キャンプでは”フォークの神様”こと杉下茂元監督(88)に「まだまだ子どもだよ」とフォークを酷評された。だが、プロ2年生は「一番良かった球はフォーク。腕が振れるから空振りを奪えた」と短期間で成長した。

 リードした谷繁捕手兼任監督も「自分ができることをすべて出せている」と絶賛した。プロ3度目の登板で初先発し、初完封した7日の阪神戦(ナゴヤD)から中7日、中9日と間隔を空けて登板し、白星を積み重ねた。一気にチームの屋台骨を支える存在になりつつある。

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