2017年6月11日 北海道日本ハムファイターズvs東京読売巨人軍
7年ぶりに日本球界に復帰した日本ハム・村田透が11日の巨人戦に先発登板。古巣を相手に5回6安打1失点と好投し、待望のプロ初勝利を挙げた。
初回、先頭打者の陽岱鋼に中安打を打たれたが、石川を併殺に仕留めピンチを切り抜ける。2回以降も走者を背負いながらも粘りの投球。5回に長野、クルーズの連続二塁打で1点を失ったが、後続を抑えて最小失点で切り抜けた。村田は5回69球で四死球1、6安打1失点と勝利投手の権利を得てマウンドを降りた。6回以降は救援陣が好投。西川の先制4号2ランや2戦連発となる大田の8号ソロなどで挙げたリードを守った。
村田は降板後「4回までは良かったが、1失点した5回はもったいなかった。変化球に頼りすぎた。援護をもらった直後の4回は同じように気をつけていて良かったのですが」と振り返ってから「(大野にも)いいリードをしてもらいったし、野手にも点を取ってもらって楽に投げることができました。感謝しています」と援護に感謝した。早くも次戦を見据えて「ただ先発はもう少し長いイニングを投げないといけないので、次回はちゃんと仕事をできるようにしたいです」と意気込みを語った。

07年に大学生・社会人ドラフト1巡目で巨人に入団。1軍での登板がないまま10年に戦力外となり、11年からインディアンス傘下でプレーした。15年6月にメジャー初昇格し、同28日のオリオールズ戦に先発も、3回1/3を4安打5失点(自責3)で敗戦投手に。これが唯一のメジャー登板となった。今季から日本ハムでプレーしている。

WACOCA: People, Life, Style.